履正社、内星龍投手に10球団から調査書、151キロ右腕・田上奏大投手も注目

高校野球ドラフトニュース 2020年ドラフトニュース

履正社高校では、内星龍投手、田上奏大投手、関本勇輔選手、小深田大地選手の4人がドラフト会議での指名を待つ。内投手には10球団から調査書が届いているという。

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緊張してもしょうがない

190cm88kgの体から最速148キロの速球を投げる内星龍投手には、10球団から調査書が届いたという。ドラフト会議が迫る中で心境について、「緊張感はありません。してもしょうがない」と話し、投球と同様に強い心を見せた。

高校3年間で公式戦で登板をしたのは、今年夏の大阪大会の2試合のみだった。今年のセンバツや春の大会、夏の選手権大会が例年通り行われていれば、もっと注目される存在だったとみられる。

強いストレートを投げ、また140キロ前後のスプリットも投げる。3年生になるのに合わせ成長を見せており、これからの伸びしろも十分。プロ入り後は、「2、3年後にはローテーションに入りたい」と話した。

スケールの大きな内投手、多くの球団から調査書も届いており、ドラフト会議での指名が注目される。

さらに素材型の田上投手

田上奏大投手は、昨年秋はセンターで出場をしていた。しかし新型コロナの影響で活動自粛期間中に本格的な練習ができず、自宅裏の公園で投手として毎日投げ込みを続けると、自粛明け後のチームのシート打撃で小深田大地選手のバットを折った。

その後、練習試合で登板をすると、大勢のスカウトの前で151キロを記録し、中日の中田アマスカウトアドバイザーが「150キロを出せる高校生はそうはいない」と評価をしている。

大学で本格的に投手を目指そうとし、甲子園交流戦の終了後は大学進学の方針を示していた。しかし、兄が高校の時にボールが目に当たり、失明の危険性もあったため途中で野球をあきらめていた。また母親にガンが見つかり、手術は成功したものの、投薬治療を続けているという。田上選手は「大学に行けばお金がかかりますが、プロに行けるならお金がもらえる。楽をさせてあげたい」と話し、プロ志望をしたという。

叔父は中日、福岡ソフトバンクで活躍した田上秀則選手、ドラフト会議での指名があるか注目される。

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野手と投手で異なるが、潜在能力の高さでは小深田に劣らないのが148キロ右腕の内だ。10球団から調査書が届いており「緊張感はありません。してもしょうがない」と鋼のメンタルで指名を待つ。

最終的にプロ志望に切り替えたのには理由がある。兄・楓大(ふうた)さん(20)も高校球児だったが、ボールが目に当たり失明の危険があったため途中退部した。また、母の由香さん(42)にガンが発覚。手術は成功したが、現在も投薬治療を続けており体調が思わしくない時もあるという。「大学に行けばお金がかかりますが、プロに行けるならお金がもらえる。楽をさせてあげたい」。兄の無念を晴らし、母を元気づけたい思いが原動力だ。

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