189cmから143キロのストレートを投げる右腕として注目された八戸西・福島蓮投手が、この日は制球を乱し、5回6安打5失点と苦いマウンドとなった。それでも中日のスカウトが将来性を評価している。
修正できず
スラリと背の高い右腕がマウンドに立つ。福島蓮投手はこの日、189cmの高さから最速139キロの球を投げた。しかし、ストレートも変化球も高めに浮いた。初回に四球を許し、そのランナーを警戒するあまり、一塁牽制が暴投となって三塁まで進めてしまう。
そのピンチは無失点に抑えたものの、2回にストレートを狙われて4連打を浴び4失点した。その後も具志川商の足のプレッシャーに最後まで落ち着いた投球はできず、5回を投げて6安打も5失点だった。
ワインドアップで制球が定まらず、その後、セットポジションで、時折クイックで投げるなど試行錯誤をしたものの、制球は安定しなかった。「調子が良くない中、修正ができなかった。球が浮ついた」と話した。
それでも毎回の5つの三振を奪い、力も見せた。視察した中日の米村チーフスカウトは「球に角度があり、カーブをうまく使って投げていた。鍛えれば、球速ももっと出ると思う。大柄で伸びしろもあるし、将来が楽しみ」と評価した。
昨年夏の青森大会では、躍動感も感じられていたが、この日は制球するのに苦労をして良いところが見られなかった。この試合はこの試合として反省し、暖かくなった頃には、昨夏のような投球が見られるのではないかと思う。

この日の直球は最速139キロ。ただ、中日・米村チーフスカウトは「球に角度があり、カーブをうまく使って投げていた。鍛えれば、球速ももっと出ると思う。大柄で伸びしろもあるし、将来が楽しみ」と潜在能力を評価した。
先発した189センチ右腕、福島蓮投手(3年)が5回86球、6安打5失点(自責3)の内容だった。2回に4連打を浴びて4失点。4回にはスクイズで追加点を許した。それでも、毎回の5三振を奪うなど、エースの意地を見せた。「調子が悪くて、修正することができなかった」と話した。

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