室蘭栄の146キロ右腕2年生・住吉壮野投手が9回4安打11奪三振完投勝利

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室蘭栄で2年生ながら146キロの速球を投げる住吉壮野投手が、強豪・鵡川戦で11奪三振完投勝利を挙げた。

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逆転勝利

室蘭栄には注目の2年生・住吉壮野投手がいる。最速146キロを記録するストレートに切れ味鋭いスライダーを投げる。しかし、室蘭地区は強豪・鵡川高校がおり、昨年秋も住吉投手が2失点で完投したものの敗れている。道大会出場を目指す室蘭栄にとっては、越えなければならない壁となる。

この日はその鵡川との対戦となったが、住吉投手が先発をすると、初球の142キロのストレートを痛烈に打たれ、いきなりライトオーバーの3ベースヒットを許す。続くバッターのショートゴロの間に3塁ランナーが生還し、わずか4球で1点を奪われた。

さすが鵡川打線だった。しかし住吉投手は「ストレートがいってない」と判断すると、その後は縦、横野スライダーを約8割に増やし、変化球を中心に切り替える。すると、2回から3回までに4者連続三振を奪うなど立ち直り、9回を4安打11奪三振、初回の1失点のみに抑え込んだ。

チームも7回に4安打を2つの犠打を絡めて逆転し、3-1で勝利した。執念で得点を奪い、鵡川の壁を乗り越えた。最後のバッターを抑えた住吉投手は「よっしゃー」と声を挙げ、「気持ち良かった。楽しかった」と話した。

室蘭栄が室蘭地区を突破すれば、1965年の夏以来となる。住吉投手は「チャレンジャー精神でみんなで立ち向かってどんな形でも良いから勝ちたい」と話した。

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速球派が技巧派と化した。最速146キロの直球が持ち味の住吉。この日は1球目の142キロをいきなり右越えの三塁打にされ、次打者の遊ゴロによりわずか4球で先制点を献上した。「直球がいってない」。直後から縦、横のスライダーを8割使う配球に切り替えた。キレのある変化球で2回無死からの4者連続を含む11奪三振。「試合状況を見ながらできた」と振り返った。

配球のシフトチェンジが生きた。初回、先頭打者への初球、この日最速142キロの直球をとらえられ、いきなり右越え三塁打を浴びた。直後の内野ゴロの間に1失点。「直球があまり良くないと感じたので捕手と話し合い配球を変えた」。失点後、武器の直球をほとんど投げず、縦横2種類のスライダー主体の投球に変え、2回以降わずか2安打に抑え込んだ。

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