センバツの1回戦で長崎日大と対戦が決まった京都国際、エースでプロ注目の森下瑠大投手は「自分の進路に大きく関わってくる」と、センバツへの意気込みを見せた。また、平野順大投手も最速145キロの速球を磨き、藤川球児投手のような火の玉ストレートを目指す。
自分の評価を高めて
昨年の夏の甲子園でベスト4に勝ち上がった京都国際、エースの森下瑠大投手は、「このセンバツが自分の進路にも大きくかかわってくる。自分の評価を高めて、チームの勝利につなげたい」と話し、プロ入りに向けた勝負所として、センバツへの意気込みを見せる。
最速は昨夏と変わらず143キロだが、このオフに、キレと球の重みが増したと対戦した打者から評価されている。そして新たに習得したツーシームも、「球数を考えて、打ち取れる球が欲しかった」と話し、勝つための球として要所で投げる予定だ。
4番を打ち、打撃でもかなりのセンスとパワーを持つが、「自分は投げる方で勝負したい」と話し、将来は投手でと決めている。この大会で完投、完封を重ね、球速も自己最速を更新してゆけば、ドラフト上位指名候補としてさらに印象が強くなる。
夏に150キロが目標
平野順大投手は右のエース格、172cm72kgと体は大きくないものの、昨年夏に141キロを記録していたが、現在は4キロ速くなって145キロを記録する。
平野投手は、動画で藤川球児投手の動画を見て、「球が浮き上がっていた。あんな真っすぐを投げたいと思いました」と話す。フォームの研究を重ね、「腕の振りだけでなく、足の踏み出しから回転、すべてが縦。そこを突き詰めています」と、縦の動きを意識している。
夏に火の玉を投げ、球速も150キロが目標、今大会にも「全試合無失点を目指したい」と力強く話した。
長崎日大との初戦の、森下投手、平野投手の投球が注目される。



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