東海大菅生のプロ注目内野手・小池祐吏選手が、春季高校野球東京大会の3回戦で、4打数4安打4打点の活躍を見せた。
スカウトが評価
小池祐吏選手は、横浜DeNAの小池コーチの長男で、父親と同じく右の強打の内野手として注目されている。
この日の明学東村山との試合では4番サードで出場すると、初回に2アウト3塁の場面でレフト前にタイムリーヒットを打ち、2回1アウト2塁の場面でも、三塁線を破るタイムリー2ベースヒットを打った。その後もヒットを打ち続け、4打数4安打4打点、「ホームランを打ちたい気持ちもありますが、低い打球を意識しました」とあえて低くて強い打球を狙って打った。
この日は複数の球団のスカウトが視察をしたが、横浜DeNAの欠端スカウトは「ボールの捉え方がしっかりしているし、勝負強い。大振りがなくなり、ここで1点欲しいなという時には打っている」と評価した。
オフはウェイトトレーニングで体を強化し、春の練習試合では5本塁打を放つなど、高校通算13本塁打としている。しかし、「大きいのを狙いすぎて結果が出なくなった時、若林先生から低い打球を狙おう、当たれば飛距離が出るから」とアドバイスを受けた。
調子が良くなって来れば、打球も自然に上がってきてホームランもみられるかもしれない。強打の右の内野手に注目が集まる。

冬はスイングスピード強化のために、上半身のウエートトレーニングを徹底した。春の練習試合解禁から5本塁打を放ち、高校通算は13本。パワーアップを実感している。
公式戦ではチームプレーを徹底する。「大きいのを狙いすぎて結果が出なくなった時、若林先生(監督)から『低い打球を狙おう。当たればおのずと飛距離が出るから』と言ってもらった。そこから結果が出始めました」と話した。

4番の役割を果たす打撃だった。初回、2死三塁の好機で左前適時打を放ち先制。その後も走者がいる場面できっちりかえし「低い打球で強く打つことを意識したのでそれが結果になって良かった」。視察したDeNAの欠端スカウトも「ボールの捉え方がしっかりしているし、勝負強い。ここで1点欲しいなという時には打っている」と評価した。

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