春季高校野球東京大会では、修徳の192cm85kgの2年生・篠崎国忠投手と明大中野の187cm90kgの2年生・中村海斗投手が投げ合った。
BIGスケール2年生右腕
篠崎国忠投手は192cm85kgの恵まれた体を持つ右腕投手で、最速140キロの速球と、スライダー、2種類のフォークボールを投げる。
この日はランナーを背負いながらも、変化球を織り交ぜて粘りの投球を見せ、6回1/3を5安打6奪三振1失点と好投した。「球数が100球を超えてからの投球が質が悪かった。フォームが崩れてしまった。体力をつけるのが課題です」と話した。
大型右腕として注目されるが、「今でも少しずつ伸びている」とまだ成長は止まっていない。体やフォームを固めてもっと強い球を投げたい所ではあるが、まだ固めずに将来に向けて大きく成長してほしい投手でもある。
この篠崎投手と投げ合った明大中野の中村海斗投手は、中学時代から注目を集めていた。187cm90kgの体から140キロの速球を投げる投手、この日は3回まで無失点も4回に押し出し四球で先制点を与えた。その後、粘りの投球で9回146球を投げて10安打8奪三振3失点と投げ切ったが、1−3で敗れた。
「四球だけはダメだと思って、強く腕が振れなかった。負けてしまったことが悔しい」と反省をしている。世田谷シニア時代にテレビ番組で前田健太投手と共演するなど注目されていた。本格派右腕投手として将来が注目される。
共に来年のドラフト候補になるが、その先を見て大きく成長してほしい。

篠崎は、最速140キロの直球とスライダー、2種類のフォークで、走者を背負いながらも粘り強く投げた。6回1/3を被安打5の6奪三振、114球で1失点と試合をつくった。「球数が100球を超えてからの投球が質が悪かった。フォームが崩れてしまった。体力をつけるのが課題です」と冷静に振り返った。

それでも9回を被安打10の8奪三振、3失点(自責2)、146球で1人で投げきった。相手の修徳・篠崎国忠投手(2年)は192センチ右腕で、同学年の長身対決となったが「意識はしませんでした。自分の投球をするだけだと思っていた」と振り返った。
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