春季高校野球東北大会では、187cm83kgの大型の二刀流・伊藤千浩選手が花巻東戦で先発し、佐々木麟太郎選手を2打数ノーヒットに封じた。高校通算18本塁打の二刀流として注目され、日本ハムスカウトが評価をしている。
プロでは野手として戦いたい
187cm83kgの恵まれた体で、高校通算18本塁打の長打力と、昨年秋から本格的に投手を始めて142キロを記録し注目されていた伊藤千浩選手がこの日、花巻東戦で登板した。
この日、レフトで出場した伊藤選手だったが、6回ノーアウト2塁の場面でマウンドに登ると、1アウト後に3番・佐々木麟太郎選手を迎えたが、外角高めへのストレートで空振り三振を奪った。次の打席でも抑えて2打数ノーヒット、佐々木選手に「完全に実力不足」と言わしめた。
その後も最速141キロながら角度と伸びのあるストレートを投げ、9回まで1人のランナーも許さないパーフェクト投球を見せ4回0安打3奪三振、「夏に向けての自信につながる。気持ちの入った真っすぐが良かったと思います」と話した。
打撃でも8回に3点目となるレフト前へのタイムリーヒットを打ち、4打数3安打1打点、「甘いボールを一球で仕留められた」と話した。
この活躍に、視察した北海道日本ハムの白井スカウトは「球速はまだまだ伸びる可能性がある。両方を頑張ってほしい」と二刀流として評価した。それでも伊藤選手は、試合後にプロ志望について言及したが、「プロでは野手として戦いたい」と話した。
素晴らしい体と体力を持った選手で、投手としても可能性を感じるが、この夏は2年生のハッブス大起投手と2枚看板で仙台育英などのいる宮城大会を勝ち上がり、甲子園でその力を見せたい。

高校では昨秋から本格的に投手を始めたばかりのダイヤの原石。視察した日本ハム・白井康勝スカウトは「球速はまだまだ伸びる可能性がある。(投打の)両方を頑張ってほしい」と期待を込めた。試合後にプロ志望を明言した伊藤は「このまま乗りに乗って優勝して、夏の甲子園へ全力疾走したい」。

187センチの長身から角度をつけて投げ下ろす最速142キロの直球が武器で、花巻東・佐々木からも空振り三振を奪った。4番打者としても3安打1打点。プロも注目しており「プロでは野手として戦いたい」と話した。
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