【夏の甲子園２０２２】6日目の対戦カードと注目選手

夏の高校野球甲子園大会6日目の対戦カードと注目選手です。

6日目第１試合

１４０キロを投げる投手が大勢いる仙台育英の中で、２年生の高橋煌稀投手が宮城大会で先発として登板し、リリーフでエースの古川投手が投げた。高橋投手はまだ細身だが上からの角度のある球が持ち味。そして古川投手は登板すると雰囲気が変わるような力がある。山田選手、秋元選手が続いて主軸にチャンスの機会を与えられるか。

鳥取商は先発の山根投手が大きなテイクバックからキレの良いストレートを投げ、リリーフで登板する岩崎投手は１８２ｃｍの身長があり１４０キロ台も記録するが、変化球を低めに集める投球で、タイブレークも無失点に抑える安定感がある。

6日目第２試合

高松商の浅野選手は高校通算６３本塁打のスラッガーで、高校生野手全体でも１位にランク付けできそうな選手。１７１ｃｍと身長は高くないが、その飛距離は十分で、どの打席でもホームランが出そうな雰囲気がある。そして走・肩も既に注目されつくしており、興味は本格的になってきたスイッチヒッターとしての力を見ることくらいか。２年生で１８８ｃｍ左腕の大室投手も注目したい。

佐久長聖は広田投手が鋭い変化球を中心に安定感のある投球を見せる。

6日目第３試合

明徳義塾は左のサイドハンド・吉村投手の変則的な投球が注目。全体的に特に注目される選手がいるという感じではなく、能力の高い選手たちが多彩な攻撃をしてくる。俊足の井上選手と４番の田中選手の働きが鍵。

九州国際大付は２年生の佐倉選手が昨秋や春からさらに成長した印象で、やや窮屈な打撃フォームから無駄に力の入らないような打撃になり、スムーズに長打を打っている。野田捕手の強肩、黒田選手のスピードや身体能力の高さの他、エース・香西投手を欠く中で２年生・池田投手と木塚投手の力強い投球もチェックしたい。

6日目第4試合

富島の日高投手はプロ注目だが、この大会で更に注目度が増しそうな感じ。球が放たれてからグッと伸びるような感じで、まだ線が細い事もあり、将来生をかなり高く評価されるのではないかと思う。１８５ｃｍのスラッガー・齊藤選手の可能性を感じさせる。

下関国際も仲井投手と左の古賀投手が１４７キロを記録しており注目される。１番・赤瀬選手の足にも注目したい。