秋季岩手大会の花巻地区予選が始まり、花巻東が遠野と対戦した。来年のドラフトの超目玉・佐々木麟太郎選手は3番一塁で出場した。
手術後9本塁打
佐々木麟太郎選手は、夏の岩手大会準決勝で盛岡中央のプロ注目右腕・齋藤響介投手に抑えられて敗れた。その試合の3回の守備で左手の人差し指を骨折していたという。
その後、7月28日に手術を受けると2週間は休養に当て、8月中旬から練習試合にDHで出場した。すると、「かばいながらです。ちゃんと振れるようになったのは5日前ぐらい」と話すが、十数試合の間に9本塁打を放ち、通算本塁打数を83とした。
この日の秋初戦は3番ファーストで出場、2回には押し出しの四球、3回2アウト2塁の場面では高めのストレートをライト前に運び2打点を挙げた。
この夏は仙台育英が甲子園で優勝し、東北に大優勝旗を持ってきた。東北の競合でライバルでもある花巻東、佐々木選手は「東北の門を開けて下さったのは仙台育英さん。負けたくないという思いもあるけど、東北としてしっかり波に乗っていければと思っています」と話す。
この秋の戦いから、来年秋のドラフト会議に向けた主役となる。まずはセンバツに出場し甲子園でのホームランと優勝を目指したい。

最速152キロ右腕・斎藤響介(3年)を擁する盛岡中央に敗れた夏の岩手大会準決勝以来、37日ぶりの公式戦。同戦で3回の守備の際に左手人さし指を骨折し、7月28日に手術を受けた。痛みが引かず約2週間は休養に充て、今月中旬からの練習試合はDHでの出場。「かばいながらです。ちゃんと振れるようになったのは5日前ぐらい」。それでも十数試合で9本塁打を放ち、中村が大阪桐蔭時代に記録した83本に到達した。

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