秋季高校野球東京大会は決勝が行われ、東海大菅生の日當直喜投手の2日連続の完投勝利で二松学舎大付に勝利して優勝、センバツ出場を確実にした。
2日連続135球10安打2失点
日當直喜投手は、前日行われていた準決勝の日大三戦で先発し、135球を投げて9回を10安打2失点に抑えて完投勝利を挙げていた。
そしてこの日、決勝の二松学舎大付戦でも先発をすると、2日連続で135球10安打2失点で完投し、見事に東京大会優勝を決めた。「うれしいです。疲れはあったけど最後は気持ちで投げることを意識した。つらい時は仲間が守ってくれると信じて投げました」と話した。
日當投手は190cm95kgの体から148キロの速球を投げる投手として、来年のドラフト候補として注目されているが、今大会は3回戦から4試合連続で完投し、この2日間で270球を投げて勝利するなどその無尽蔵のスタミナと、試合を作る粘るの投球を見せている。
若林監督も日當投手に「ダチョウ」とあだ名をつけ、「ダチョウは体力あるんですよ。回復力と免疫力がめちゃくちゃすごい。60キロで30分とか1時間走れる」と理由を話す。この日も「自分が投げきります」と監督に直訴して先発完投をした。
この日視察した北海道日本ハムの坂本スカウトは、「気持ち、気迫の投球に尽きる。今大会序盤の直球は138キロだったが、準決勝では最速145キロまで上がった。伸びしろがある楽しみな投手。本物のドラフト候補になれる」と評価する。
これから明治神宮大会、そしてセンバツ大会へとつながっていく。短い日程でのトーナメントに、今大会と同じように連投を考慮した投球になるかもしれないが、140キロ中盤から後半を投げる投球も見たい感じはする。

▽日本ハム・坂本スカウト(東海大菅生・日当について)「気持ち、気迫の投球に尽きる。今大会序盤の直球は138キロだったが、準決勝では最速145キロまで上がった。伸びしろがある楽しみな投手。本物のドラフト候補になれる」




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