3月18日に開幕するセンバツ高校野球大会の出場校が明日発表される。出場が有力の専大松戸、151キロ右腕・平野大地投手も吉報を待つ。
昨秋関東大会ベスト4
平野大地投手は昨年夏の千葉大会4回戦・千葉英和戦で150キロを記録、中学校までは捕手をしており、投手転向から1年4ヶ月で大台を突破した。持丸監督も「俺もこんなことになるとは思っていなかった。パワーは一番。本物になれるかもしれない」と話し、視察をしていた横浜DeNAの吉見スカウトは「今年でもドラフト1位クラス。素材はピカイチで、めちゃくちゃ楽しみ」と評価をしていた。
その後最速を151キロに更新すると、秋はエースとして関東大会準優勝にチームを導き、センバツ出場の当確ランプが灯った。少し球速を抑えても140キロ中盤を記録し、カーブ、スライダーとのコンビネーションで「投球の幅が広がった」という投球を見せていた。
そして平野投手自信、センバツ出場を待ち望む。「プロに行きたい気持ちはある。センバツを戦って判断したい」と話し、プロ志望の思いがあるものの、甲子園でどのくらいの投球ができるかを、進路の判断の材料にする考えだ。目標の投手に東京ヤクルトの奥川恭伸投手を挙げており、奥川投手が3年時にセンバツで制球力を生かした投球を見せたように、平野投手もセンバツで躍動をする。
もう一つ、目標がある。「関東大会決勝で負けてしまい、優勝できなかった。勝って明治神宮大会で大阪桐蔭とやりたかった。センバツに出られたらもちろん、大阪桐蔭とやりたい」と話し、同じくプロ注目の前田悠伍投手との対戦を望む。
明日、まずはセンバツ出場が決定し、そして甲子園で151キロがうなりを挙げれば、本人のプロ入りへの決断はもちろん、スカウト陣にとってもドラフト上位指名、1位指名という判断に動いていく可能性もある。大会で大注目の投手になることは間違いない。

腕ぶす平野「大阪桐蔭とやりたい」ー サンケイスポーツ紙面
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