春季高校野球東京大会は4回戦が行われ、センバツ出場の東海大菅生と関東第一が対戦した。150キロ右腕の日當直喜投手が先発したものの10回を投げて11安打6失点で敗れた。それでも視察した6球団9人のスカウトからは高評価の声が聞かれた。
「文句のつけようが無い」
強豪の関東第一と対戦した東海大菅生の日當直喜投手は、序盤から変化球を中心に投げてピッチングを組み立てていく。4回には連打と四球で満塁のピンチを迎えたものの、この回を無失点に抑えるなど6回までを無失点に抑えた。
7回に四球から3連打で2失点、8回にもエラーに3本のヒットで2失点をしたものの、味方が4-4の同点に追いついた9回は、全てフォークボールで三者三振を奪って延長タイブレークに持ち込んだ。タイブレークでは2点タイムリー2ベースヒットを浴びて2失点し、10回を投げて11安打6失点という結果になったものの、日当投手の特徴を生かした投球を見せた。
この日は6球団9人のスカウトが視察をしたが、
広島・苑田スカウト総括部長:「フォームが安定してきていて文句のつけようがない。まだ伸びしろがある。」
東京ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク:「変化球が多めだが、コントロール良く投げている。ストレートの強さを持つところに変化球でカウントを取れたりもできる。」
福岡ソフトバンク・宮田関東統括スカウト:「体が大きく、変化球も投げられる器用さもあり十分。」
と評価した。
日当投手の特徴は今の所、安打を許しても粘って抑えていくような形だが、いずれ150キロのストレートが本当に使えるようになってくれば、上のステージでもかなりものが期待できるのではないかと思う。

日当についてのスカウト評】
▽広島苑田スカウト総括部長 フォームが安定してきていて文句のつけようがない。まだ伸びしろがある。
▽ヤクルト橿渕スカウトグループデスク 変化球が多めだが、コントロール良く投げている。ストレートの強さを持つところに変化球でカウントを取れたりもできる。
▽ソフトバンク宮田関東統括スカウト 体が大きく、変化球も投げられる器用さもあり十分。


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