智弁学園の146キロ右腕・中山優月投手が公式戦初完封で近畿大会を制す

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智弁学園の146キロ右腕・中山優月投手が春季高校野球近畿大会の決勝で先発し、金光大阪を4安打8奪三振に抑えて、公式戦初完封勝利で優勝を果たした。

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村上頌樹

中山優月投手は淡路島出身で、少年時代にプレーした軟式のヤング淡路(旧アイランドホークス)から智弁学園に進んだのは、2016年に智弁学園でセンバツ優勝を果たし、東洋大から阪神に進んで今年ブレークしている村上頌樹投手と同じ。

中山投手も146キロの速球を投げる投手として注目され、昨年秋は背番号1をつけていたが、故障もあり現在は背番号6をつけている。この日の金光大阪との決勝戦で先発すると、村上投手ばりのキレのあるスライダーを武器に初回から2者連続三振を奪った。

4回に1アウト満塁のピンチを背負うも、見逃し三振とレフトフライに打ち取ると、その後は二塁を踏ませなかった。9回を投げて4安打8奪三振で公式戦初完封で勝利し、チームを近畿大会王者に導いた。

「決勝での完封は自信になる。ここまでつないでくれた投手陣に感謝して投げました」と話す中山投手、村上投手に憧れを持っており、同じような進路でプロへと歩んでいくかもしれない。

その過程として、村上投手が果たしたように高校での全国制覇がある。最後の夏にその目標に挑戦する。

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