東海大菅生・日當直喜投手の夏が終わる、「プロ一本」表明し広島統括部長など３球団視察

東海大菅生の夏が終わった。駒大高戦ではプロ注目の150キロ右腕・日當直喜投手が5回から4番手で登板したものの、流れを止められなかった。この試合には広島の苑田スカウト統括部長など3球団が視察した。

プロ志望

初回に4点を先制される苦しい試合展開だったが、5回に同点に追いつくと4番手でエースの日當直喜投手が登板する。球速は148キロを記録し、力投を見せたものの味方打線は勝ち越しができずに延長タイブレークに入る。延長10回に連続タイムリーで2点を失うと、その裏は無得点に抑えられ、4-6で敗れた。

日當投手はタイブレークでの2失点のみだったが、「最後の夏なので、1球1球、後悔したくないと思って投げたが打たれた。負けたのは全部自分のせい」と自分を責めた。しかし、「最高の3年間だった」と高校3年間を振り返った。

この日は広島の苑田スカウト統括部長など3球団が視察、長身から150キロを超す球を投げる日當投手に注目する。試合後に本人が「プロ一本で」と話してプロ志望を表明、「次のステージで糧にできるよう、この悔しさは絶対に忘れない」と次のステージでの決意を述べた。

大型右腕で150キロを記録するが、剛腕でビシビシ三振を奪うタイプではないが、このようなタイプの投手がどのように成長していくのかが非常に興味がある。ドラフト会議は個人的には下位か育成と予想するが、意外に高く評価する球団が出てくるかもしれず、4位前後で指名する所があるかもしれない。