聖カタリナ・河内康介投手が150キロ、12球団スカウト集結しロッテが評価

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聖カタリナで最速148キロの速球を投げる河内康介投手に、この日は12球団のスカウトが視察に訪れた。

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フィジカルトレーニングで

河内康介投手は180cm73kgと体の線はまだ細い。しかし、「筋力と脚全体を鍛えてきた」とフィジカルトレーニングを重ねて強い球を投げる事ができるようになると、腕肘のしなりが素晴らしいフォームから、140キロ後半のストレートを切ることができるようになった。

この日は昨夏に甲子園に出場している帝京第五との試合で先発すると、自己最速を2キロ更新する150キロを記録した。序盤はストレート中心に投げたが、3回に内野安打で1失点をすると、「相手が狙っているなと思ったので」とスライダー主体の投球に切り替える。

そのスライダーは速さというよりもコーナーにしっかりとコントロールする球で、チェンジアップとのコンビネーションで抑えていく。後半はしっかりとコントロールで相手を抑えきった。9回6安打4奪三振1失点の素晴らしい投球だった。

この日は12球団のスカウトが視察し、千葉ロッテの黒木スカウトは「初速と終速の差があまりなく、ボールの質が良い。将来性のある素材」と評価した。

個人的にフォームやストレートの質などでここまで見た中で最も楽しみな投手だと思う。逆に次のステージでどこを変えれば良いのかを指摘するのが難しい感じもするが、体がさらにガッシリとしながら今のフォームで投げられれば、伊藤智仁投手のような伝説的な投球ができる投手になるかもしれない。

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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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