8月6日に開幕する夏の甲子園大会、この日は履正社や広陵などが見学を行い、履正社の福田幸之介投手、増田壮投手、広陵の真鍋慧選手などが甲子園の土を踏んだ。
セ・リーグスカウトは両左腕に注目
履正社はエース左腕の増田壮投手と、151キロ左腕の福田幸之介投手が甲子園の土を踏み、マウンドにも立った。福田投手はセンバツでも甲子園のマウンドに立ったが、初戦の高知戦で福田投手が先発し7回1/3を投げて3失点、2-3で試合に敗れた。その後、春季大阪大会でも4回戦で敗れるなど、「甲子園に行ったことで満足している部分があった。」と話した。
「このままでは夏も同じように負けてしまう」と再び奮起すると、夏の大阪大会前までに150キロを記録し、大会では決勝で大阪桐蔭と対戦、151キロを記録して見事に完封勝利し、甲子園に戻ってきた。「どこのチームより練習してきた」と話す。
甲子園見学では福田投手と増田投手がマウンドを踏み、感触を確認した。大阪大会でも好投を見せたこの二人の投手には、セ・リーグのスカウトも「2人ともプロが注目するドラフト候補です」と話すように、福田投手だけでなく、増田投手もプロが注目する。それでもやはり福田投手は評価が高く、「福田は春から球威も制球力も増した。ストレートの球速は150キロ超。センバツは7回3分の1で6与四死球と制球が乱れたものの、下半身もひと回り大きくなった印象で、制球が改善された。大阪桐蔭打線を3安打に抑えて完封したように馬力もある」と評価する。
この甲子園大会で左から150キロの球を見せ、好投が続くことになれば、大阪桐蔭の前田悠伍投手、享栄の東松快征投手といったドラフト上候補左腕の中に割って入る事になりそうで、投球が大いに注目される。
真鍋選手
またこの日は広陵の真鍋慧選手も甲子園見学を行い、まずはバッターボックスから守備位置の一塁、そして外野にも歩いてゆき、センター付近を確認すると、再びバッターボックスへと戻った。
そして、ボックスでは軽くスイングのマネをして外野スタンドを見つめ、ホームランを描くイメージをしているように見えた。
今大会は高校1年秋から注目されている花巻東の佐々木麟太郎選手、九州国際大付の佐倉俠史朗選手とともに、BIG3として甲子園に揃い踏みした。センバツでは山梨学院の林謙吾投手にインコースを攻められてヒットが打てなかったりと課題を見せ、広島カープのスカウト会議で上位候補に入らなかったりとつらいこともあったと思うが、高校通算61本塁打の打撃は十分評価される。
個人的にはこの夏の甲子園で、インコースのストレートをライトスタンドにかっ飛ばして欲しいと思う。




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