星稜の１４９キロ右腕・武内涼太投手は乱調で降板、今後の進路は「話し合って」

最速149キロの速球を投げるプロ注目の武内涼太投手だが、この日は制球が定まらずに2回途中で降板した。

意地のアーチ

恵まれた体があり、星稜高校では1年時から注目され、活躍し続けてきた武内涼太投手、高校最後の夏も甲子園に出場し、この日の創成館戦の先発のマウンドに登った。

しかし、先頭打者に四球を与えると、安打と四球で満塁となり、押し出し四球と暴投で2失点した。2回も制球が定まらず、1回1/3で5四球を与えて降板した。試合は2回までの6失点が響き、3-6で敗れた。「自分がやらなければ、と視野が狭くなってしまった」と話した。

そして、「勝たせられないのはエースではない。2年半やってきたことが甘かったのだと思います」と話す。それでも5番打者として9回には左中間スタンドに2ランホームランを放ち、意地を見せた。

目標はプロ入りと話していた武内投手だが、今後については「山下先生と話し合って考えたい」と話し、未定とした。

最速149キロの速球を投げ、ポテンシャルの高さは十分感じられる。しかし投球の部分で、自分で納得した投球、思い描く投球はできていないのではないかと思う。しかし、プロ入りしても、大学や社会人でも将来が楽しみなのは間違いない。