仙台育英・湯田統真投手が151キロ、ナンバーワンスラッガーとの対戦に「上のステージとかで対戦」

高校野球ドラフトニュース 2023年ドラフトニュース

花巻東と対戦した仙台育英、先発した153キロ右腕・湯田統真投手は、初回・佐々木麟太郎選手との対戦で大会最速の151キロを記録した。1番の橋本航河選手、5番の尾形樹人選手もこの夏の主役級の活躍をしている。

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ピッチャーゴロ

湯田統真投手は初回、佐々木麟太郎選手との対戦で初球にストライクを奪うと、2球目に147キロを記録する。それからストレートを7球続けたが、5球目は今大会最速の151キロを記録し、7球目は149キロの外角低めのストレートでピッチャーゴロに打ち取った。

第2打席では一転し変化球を使う。初球は147キロのストレートを意識させ、2球目に104キロのカーブでストライクを奪うと、3球目に146キロのストレートをインコースに差し込んで空振りを奪い、その後はチェンジアップを続けて空振り三振を奪った。「1打席目ストレートで押したことで、ストレートを張っていたと思う。ストレートを意識してくれたので他の球種が生きた」と狙い通りの組み立てだった。

佐々木投手との対戦に「警戒してたんで抑えることができてよかったです」と話し、「後々、上のステージとかで対戦することになるかもしれない。楽しみにしています」と続けた。

湯田投手が大学進学予定で、まだ未定もプロに進むと見られる佐々木選手とは、おそらく4年後ということになると思う。コンディションもあり今回は佐々木選手の完敗だったが、それぞれの道で成長した姿で4年後に今度はどんな対戦になるのか、今から楽しみだ。

屈指の打撃

投手だけではない、仙台育英は1番の橋本航河選手がこの日も4打数2安打で今大会も全てマルチ安打を記録、昨年夏と今夏の2大会で通算22安打を記録している。

また、5番を打つ尾形樹人選手は今大会もキーマンの活躍をしており、この日も3回にタイムリー2ベースヒットを打つと、7回には逆方向のレフトスタンドにホームランを放つ驚異的な打撃を見せた。

初戦の浦和学院戦でもホームランを放っており今大会2本目、「我慢して逆方向に低い打球を打つ気持ちで入った。それがうまくいった」と話した。

捕手としても150キロ投手陣をリードし、この日も佐々木選手を封じるなど、巧みなリードを見せている。今大会の主役の一人であることは間違いない。

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