U18W杯を制した侍ジャパンU18代表が台湾から帰国し、羽田空港で会見を行った。エースとして決勝で完投勝利した前田悠伍投手は、「プロでもう1度、日の丸を背負って戦うことが目標」と話した。
プロ側高評価
今大会はアメリカ、韓国、台湾戦に先発し、3勝負け無しで防御率0.42に抑えた前田悠伍投手は、侍ジャパンU18代表で世界制覇を成し遂げ、次は侍ジャパントップチームに選ばれることを目標とした。
この日はプロ志望届の提出について明言はしなかったが、「将来的にはプロの舞台で活躍したい」と話し、「スピードよりも、キレとコントロールで勝負する投手になりたい」と今大会の投球をそのままプロでも続けるとした。そして、「この経験を生かすのは自分次第。これからもっといい打者と対戦する機会が増える。負けないよう日々の練習から高い意識でやっていきたい」と練習を続けていく。
今大会の好投を受けて、サンケイスポーツでは各球団の評価を書いている。オリックスの牧田編成部副部長は「高校生ではトップレベルの投手」と評価し、東北楽天の後関スカウト部長も「台湾でいいパフォーマンスをした」と評価した。
また、日本ハムの山田スカウト顧問は「菊池雄星みたいなタイプになるのでは」と評価した。ただし、今年は大学生投手に良い選手がいるため、ドラフト1位で複数球団の指名が重複する可能性は低いと示している。
実戦的な投手として、大きく評価を挙げることができた今大会、ドラフト会議までの1ヶ月間の間にプロ志望届を提出し、おそらく12球団からの挨拶を受けることになり、ドラフト前には単独1位指名を公表する球団も出てくるかもしれない。

スカウト「雄星みたいなタイプに」 ー サンケイスポーツ紙面




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