都片倉・金井貴之投手が4安打7奪三振完封!巨人スカウトがマーク

高校野球ドラフトニュース 2012年ドラフトニュース

 都立の星、片倉高校の145km右腕・金井貴之投手が準々決勝の東亜学園戦に登板すると、この日は140km台の力のあるストレートで押しまくり9回を投げ切って4安打7奪三振で完封、準決勝に進出した。

 金井投手は投手平塚学園に入学しプレーしていたが練習が負担となり腸炎を患って野球部を退部すると、中学時代のチームメイトに誘われて片倉高校に編入した。野球部を退部してからは100kgを越した体重も徐々に絞られると球速が10kmアップし145kmを記録、プロも注目する投手となった。

 この日の試合には巨人のスカウトが視察し、吉武スカウトは「直球が速いし、球種も豊富。高校生の打者では的を絞りづらい」とコメントしている。

 片倉高校にはこの金井投手と185cmサイドスロー・小田島冶真人投手と2枚看板がおり、制球難のあった金井投手よりも小田島投手の方が長いイニングを抑える安定感があった感じだが、この日、強豪を完封したことで評価も変わってきそうだ。

都片倉が初4強!完封の金井 打倒私立は「楽しい」 - スポーツニッポン:2012/07/23

 金井が右腕を突き上げた。9回2死一、二塁。最後の打者を三振に仕留め、初の4強進出。最初で最後の夏に挑んでいる3年生エースは公式戦初完封を達成し、さまざまな思いが胸にこみあげた。「神宮でこれだけの投球ができれば100点満点。強い私立に立ち向かっていくのは楽しい」6回2死まで無安打。140キロ台中盤の直球を武器に、スライダーも切れた。「ノーヒットもいけるかなと思った。打たれたのはヒットというヒットではなかったので切り替えられた」。5安打7奪三振。涼しい顔で138球を振り返った。

 
 転向と転校。2つの変化を経て、金井は成長した。日野シニア時代に捕手から投手になり、投げる楽しさを味わった。高校進学は強豪私立に絞り、甲子園出場経験もある神奈川の平塚学園に入学した。だが、1年時の5月に右肘を故障。8月に復帰したが今度は猛練習で体調を崩し、腸炎で入院した。「野球をやりたくないと思った」と、9月に野球部をやめた。そんな時、日野シニア時代のチームメートだった、小林章から「また一緒に野球をやろう」と声をかけられた。両親の反対を押し切り、東日本大震災直後の昨年3月、都片倉の編入試験を受けた。

 

 半年間、練習をしていなかったため、体重は100キロ近くになっていた。草むしり、用具の準備などと並行してトレーニングに励み、80キロまで減量した。直球の最速は145キロを計測するまでになり、今春からチームのエースになった。 全文はスポーツニッポンのサイトをご覧ください。 

都立の星!片倉・金井、東亜学園5安打に封じ4強…西東京大会 - スポーツ報知:2012/07/23

  第1シードを力でねじ伏せ、138球で公式戦初完封だ。最速144キロを計測した速球にスライダー、チェンジアップで緩急も操った。東海大菅生に続き私立強豪校を撃破。「チームメートに迷惑をかけてきたので、恩返しです」と背番号1は満面の笑み。145キロ右腕を視察した巨人・吉武スカウトも「直球が速いし、球種も豊富。高校生の打者では的を絞りづらい」と評価した。 全文はスポーツ報知のサイトをご覧ください。 

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