好投手達の夏が終わる、西条・小川慶也投手は延長で力尽きる、盈進・谷中文哉投手は連投でコントロールできず

高校野球ドラフトニュース 2012年ドラフトニュース

 花巻東・大谷翔平投手以外にも高校野球の好投手達が試合に敗れ、夏が終わっている。

 愛媛大会では西条vs今治西の試合が行われ、西条はプロ注目の145km右腕、小川慶也投手が9回無失点に抑えるも味方打線も点が奪えず延長戦へ。10回まで無失点に抑えたが足の不調を訴えてそこで降板、11回はリリーフ投手が2失点し0-2で敗れた。

 小川投手は185cmの長身から145kmのストレートを投げ四国NO1投手と呼ばれる。2回戦の伊予戦では延長12回165球を投げて完投、4安打11奪三振2失点と熱闘を見せており、その疲れから足が言うことをを聞かなくなっていた。

 盈進・谷中文哉投手は連投を重ねてきたが3連投となった決勝では最後の力を振り絞り4回までノーヒットに抑えた。しかし5回にコントロールが効かなくなると4失点し降板した。

 谷中投手は「ベストを尽くせた。悔いはない」と話した。複数のプロ球団が注目する谷中投手は今後の進路が注目される。

 横浜商大付の146km右腕・馬場正行投手も敗れた。桐蔭学園と対戦し初回に3失点、5回までに5失点したものの、7回8回は全てストレートを投げて抑えるなど意地を見せた。馬場投手は「序盤に点を取られたことは悔いというか、今後の課題というふうにとらえたい」と強気な発言、今後の成長を期待できる立派な活躍を見せた。

 都立高でベスト4まで勝ち進んでいた片倉高校は佼成学園と対戦し、ドラフト候補の小田嶋冶真人、145km右腕・金井貴之投手などが10安打を浴びて7失点し敗れた。平塚学園から転向し最後の夏をプレーしていた金井投手は「この学校に来て本当によかった」と話し笑顔で高校野球から卒業した。

 4人ともプロが注目し、最後の夏の大会に結果を残した。今後の進路への決断とドラフトでの指名に注目したい。

盈進・谷中「悔いはない」完全燃焼だ - デイリースポーツ:2012/07/27

 38年ぶりの甲子園出場はならなかった。盈進のプロ注目右腕・谷中文哉投手(3年)は「ベストを尽くせた。悔いはない」と、涙をこらえて胸を張った。四回まで無安打投球も、五回に「抜けて逆球ばかりになった」と、一挙4失点。ここまで3試合連続で完投していた疲れは、隠せなかった。

 
一度右翼に入り、2度目のマウンドに上がった七回には右手中指のまめがつぶれた。投げたい気持ちを抑え、自ら降板を申し入れた。「チームとしてあきらめるわけにはいかない」。最後はベンチから仲間に声援を送ったが、願いは届かなかった。

 

 「後輩たちが甲子園出場してくれると思っている」と、夢を託した谷中。駐車場でバスに乗り込む前、チームメートと顔を合わせると、こらえきれずに涙した。
全文はデイリースポーツのサイトをご覧ください。

横浜商大高・馬場が完投負け/神奈川大会 - ニッカンスポーツ・コム:2012/07/26

 横浜商大高の145キロ右腕、馬場正行投手(3年)は5失点完投で夏を終えた。「変化球に逃げて打たれるのは嫌でした」と7、8回に投じた30球はすべてが直球。変化球のサインには首を振り真っ向勝負、失点は許さなかった。最後に持ち味を発揮した馬場に涙はなかった。「桐蔭学園の打線は神奈川で1番だと思います。序盤に点を取られたことは悔いというか、今後の課題というふうにとらえたいです」と未来を見据え、剛球右腕はグラウンドを去った。全文はニッカンスポーツ・コムのサイトをご覧ください。

片倉、決勝進出ならず/西東京大会 - ニッカンスポーツ・コム:2012/07/26

 片倉先発の小田嶋冶真人投手(3年)が3失点、エース金井貴之(3年)が4失点と乱れて決勝進出はならなかった。それでもコールド負け直前の7回表から反撃して4点を奪った。金井は「神宮で2回も投げられて良かった」と、最後は笑顔だった。全文はニッカンスポーツ・コムのサイトをご覧ください。

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