春季高校野球福岡大会の準決勝では、大牟田が九州産業に4-3で勝利し、九州大会出場を決めた。境利月投手が好投を見せた。春日高校の前田歩三雄投手が九州国際大付を1失点に抑えて完投し、決勝に進出した。
3失点完投
境利月投手は昨年まで130キロ後半のキレの良い速球を投げる左腕として注目されているが、今大会では4回戦の西南学院戦から4試合連続で完投をし、この日の準決勝も準々決勝の飯塚戦から中1日で「疲れがあってコンディションは万全じゃなかった。直球が荒れていた」と話していたが、カーブやカットボールを中心に投げ9回で9つの三振を奪って3失点に抑えた。
昨秋は筑陽学園戦で19奪三振を記録したものの、1-3で敗れて勝ち上がることが出来なかった。冬はその悔しさもあり、体重を8kg増やし。「下半身が大きくなって球速の平均が上がりました」と話す。川口監督も「調子が悪いときも、その日のいい球を使ってうまく投げられるようになった」と話した。
またもう1試合は春日高校が九州国際大付に勝利した。130キロ中盤を投げる前田歩三雄投手が1失点で完投し強豪打線を抑えきった。
決勝では境投手は球数制限のために50球までしか投げられないが、九州大会ではその力を見せてくれそうだ。
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