投げては最速148キロの右腕投手、打っては高校通算37本塁打の我孫子二階堂の神谷虎ノ介選手が38号ホームランを放つ活躍を見せたものの、初戦突破はならなかった。
38号ホームラン
この日は背番号8を着け、2番センターで出場した神谷虎ノ介選手は初回、先制の2ランホームランを放った。4打数2安打2打点と打線を引っ張る活躍を見せた。
投手としても3回2アウトからリリーフで登板をすると、7回まで1安打ピッチングを見せていたが、8回に2安打1四球で2失点、9回には3安打と2つの死球で3失点し、4-5で逆転サヨナラで敗れた。千葉敬愛には昨年秋の中部地区大会決勝で0-15で敗れており、その前の練習試合でも勝つことができずに3度目の挑戦で追い詰めたものの、勝つことはできなかった。
神谷選手は東京の強豪私学に入学をしたが、11月に退学をしていた。幼稚園からの幼馴染だったが鎌田粋匠選手に声をかけられ、我孫子二階堂に再入学をし、野球人生を再スタートさせた。
「最初のバッティング練習の時に、神谷がいればこのチームは勝てるとみんなが言ってくれて。そこから徐々に仲が深まった」と話し、練習を重ねてプロが注目する二刀流に成長した。三浦監督は「彼を目指そうと思ってプレーするので、かなり影響があった」とナインも成長したと話す。
神谷選手は2年生だが、再入学もあったためこれが最後の夏となる。 「最終的にはプロになりたいので、野球を続ける」と話し、我孫子二階堂の野球部でサポートや練習を続けながら、クラブチームでプレーをして来年のドラフト会議の指名を目指す。
179cm88kgと体が大きいものの、50m6.1秒と足も速い選手で、可能性はまだまだ広がりそうだ。





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