プロ注目のスラッガー・豊川のモイセエフニキータ選手が今夏初戦に臨み、2度の申告敬遠を受けながらもフェンス直撃打を放った。この試合には巨人、DeNAやメジャースカウトなど7球団16人のスカウトが視察、西武が6人態勢で視察した他、北海道日本ハムは栗山CBOが視察した。
「スケール感トップクラス」
モイセエフニキータ選手はこの日、愛知啓成との試合で3回、1点を先制してなおも1アウト満塁のチャンスで打席に立つと、カウント2-2からの高めのストレートを振り抜き、打球は右中間フェンスに直撃する走者一掃の2ベースヒットを放った。
その後は4回2アウト2塁の場面と、7回2アウト2塁の場面で申告敬遠をされた。「打ちたい気持ちはありました。最後は打てばサヨナラコールド。自分で決めてやろうと思っていた」と話し、昨夏に準々決勝で敗れている相手に「リベンジできてよかった」と話した。
この試合には7球団16人のスカウトが視察し、西武は6人、巨人と横浜DeNAは3人態勢で視察した。
北海道日本ハム・栗山CBO:「すごく成長している。今のプロ野球でも、打てる人が少なくなっている。チームが勝つためには、打つ人がすごく必要なんですよね」
巨人・榑松スカウト次長:「打球がすごい。走る、投げる、打つ。プレーが全て力強い。スケール感は高校生の中でもトップクラス」
横浜DeNA・八馬アマスカウティングディレクター:「一回り体が大きくなった。スイングの軌道もよい。左打者で長打を打てる選手としては、楽しみな存在」
ロイヤルズ・大屋国際スカウト:「体も強そうだし、野球が大好きというのがプレーに表れている。将来が楽しみ」
と話し、ホームランを放ったセンバツ大会から更に成長していると話した。
「3年間やってきたことを出すだけ。楽しんでやりたい」と話すモイセエフ選手、今夏はまずは高校通算17本塁打のホームランを期待しながらも、肩・足も良いので注目し続けたい。ドラフト会議では3位前後での指名が予想される。


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