夏の高校野球栃木大会では、春の関東大会覇者の白鴎大足利が鹿沼商工に2-3で敗れ、初戦で敗退した。152キロ右腕・昆野太晴投手は8回途中から登板したものの、延長タイブレークでサヨナラ打を打たれた。
149キロ記録
白鴎大足利の昆野太晴投手は春の関東大会で150キロを超すストレーを投げて大いに注目され、チームも144キロ右腕の山口幸大投手の台頭もありその勢いで関東大会を制した。
夏、関東王者として臨んだ初戦だったが、4回に1点を先制、5回に追加点を挙げたものの、6回に2-1とされると8回に同点を許す。そこでエースの昆野投手が登板し、149キロを3度も記録するなど9回まで無失点に抑えたが、延長タイブレークでは表の攻撃で無失点に終わり、その裏に2アウト2塁からライトオーバーのサヨナラタイムリーヒットを浴びた。
マウンド上で膝をついて動けなかった昆野投手は、ナインに支えられながら整列し涙を流した。「落ちてしまって、2年半が終わってしまったのかという気持ちでした」と最後の被安打を振り返った。
優勝が色濃く浮かんでいたと思う。しかし高校野球は彩り豊かであるものの残酷だ。スカウトも視察はもっと勝ち進んでから予定をしていたのではないかと思う。
進路について聞かれると、「プロに行きたい気持ちが強いんですけど、また終わってから考え直したいなって思います」と話し、まずは夏の高校野球が終わって喧騒が去ってから落ち着いて考えていく。関東でも屈指の速球を投げる右腕投手で、プロ志望届けを提出すれば3位前後で指名されると思う。その気持を整理し、自信を持って決断ができるのを待ちたい。

夏の高校野球・栃木大会(2024)の注目選手、ドラフト注目度A
夏の高校野球栃木大会の注目選手です。各高校に全国トップクラスの右腕エースがおり、ドラフト注目度A。
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関東大会Vの白鴎大足利が初戦敗退の大波乱 152キロ右腕・昆野の注目進路は「プロの気持ち強いが…」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
今春の関東大会で初優勝した白鴎大足利は2回戦で鹿沼商工に2―3で敗れ、まさかの初戦敗退となった。

【高校野球】春季関東大会Vの白鴎大足利が初戦で散る プロ注目の最速152キロ右腕・昆野は涙止まらず - スポーツ報知
白鴎大足利のプロ注目の最速152キロ右腕・昆野太晴(3年)の夏が終わった。「エースを背負わせてもらっているので、あそこで打たれてしまった自分のせいです」。止まらない悔し涙を拭いながらつぶやいた。
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