夏の高校野球南北海道大会では、準決勝がエスコンフィールド北海道で行われ、北照の148キロ左腕・高橋幸佑投手が登板した。
「プロ一択です」
小樽地区代表決定戦からこの日まで4試合連続で先発を任された北照の高橋幸佑投手は、この日も最速タイの148キロを記録した威力あるストレートを投げる。しかし6回に先制点を許すと、札幌日大の小熊梓龍投手の投球が素晴らしく、その1点が最後まで響き、0-1で涙を飲んだ。
試合後には涙を見せたが、「北海道一、日本一と言っていいくらいきつい練習を毎日してきた。そういう、いろいろなことが思い浮かんだ」と話した。それでも、「上林先生の下で野球ができて、本当に最高な3年間でした。」と話す。
高橋投手は入学時はそれほど注目されていなかったが、昨秋に140キロ中盤を記録するようになると今年4月の侍ジャパンU18代表候補合宿に参加し、140キロ後半の速球を投げる左腕として一気に注目された。「まさかプロ野球を目指せるような選手になれるとは思わなかった」と上林監督に感謝をする。
この日も北海道日本ハムの白井スカウトが視察し「準々決勝の投球と比べても、悪くない。春から比べたら制球力も上がっているし、球の強さも強くなっている」と評価するなど、この日の投球はストレートの強さもあり素晴らしい投球だった。
試合後には、「プロ野球選手になるのが1つの夢。それに向かって今後も後輩たちと毎日厳しい練習をしていけたら。」と話し、プロ志望届を「出します。プロ一択です」と力強く宣言した。
ドラフト会議では4位前後での指名となりそうで、阪神の門別投手のような左のプロスペクトとなり、将来の球界をリードする左腕投手になりたい。



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