侍ジャパンU18代表候補の鶴岡東の櫻井椿稀投手はこの日、早稲田実に延長10回タイブレークまでを投げ、1失点で敗戦となった。
緊迫の投手戦
強打で勝ち上がってきた早稲田実を相手に、鶴岡東の櫻井椿稀投手がU18代表候補の投球を見せた。
左腕から緩急をつけた投球で6回まで2安打無失点と抑える好投を見せた。やや疲れが見え始めた7回に先頭打者に2塁打を浴びると四球と犠打で1アウト2,3塁のピンチとなるが、そこでギアを挙げて2者連続三振で無失点に抑えた。
8回は味方のエラーで再び先頭打者を出したものの、牽制でランナーを刺して3人で抑えると、9回も1アウトからヒットを許すも併殺に打ち取り3人で抑えた。
タイブレークとなった延長線、表の攻撃で鶴岡東はWスチールを敢行したもののアウトとなり無得点に終わると、その裏は1アウト満塁からサヨナラ打を浴びて敗れた。121球を投げて5安打9奪三振1失点(自責点0)の好投だった。
試合後には涙は無く、「最後まで力は出し切れまた。1回から全力で投げた結果なので、悔い残らず終われた」と話した櫻井投手、今後の進路について聞かれると、「落ち着いてから決めると思うんですけど、今のところは大学を希望している」とし、「プロ野球選手になるっていうのは考えているので、それなりの技術を上げていって、どこでも活躍できる選手になりたい」と、将来のプロ入りのために大学に進学することを考えている。
打撃でも4番を任される二刀流で、この日は3打数1安打だったが、今後も「できれば両方ですけど、ダメだったらピッチャーに専念したいです」と話した。
まずは大会後に発表される侍ジャパンU18代表入りも期待がかかるが、将来についても期待される選手となる。
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