東洋大姫路のプロ注目エース阪下漣選手は夏のメンバー外れる、センバツで右肘じん帯損傷

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全国高校野球選手権兵庫大会の組み合わせ抽選会が行なわれ、昨秋、今春と近畿大会を連覇し、兵庫史上初の秋春夏3連覇を目指す東洋大姫路の対戦相手が決定した。センバツで右肘靭帯を痛めたプロ注目のエース右腕・阪下漣投手(3年)は、夏の登録メンバーから外れた。

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初戦までメンバー変更は可能

阪下漣投手に加え、左のエース・末永晄大投手もコンディション不良が続き、夏の出場登録メンバーに入らなかった。昨秋にエースとしてチームを牽引してきた阪下漣投手だが、今春のセンバツ1回戦・壱岐(長崎)戦で右肘のじん帯を損傷し降板したが、その影響は続いている。

それでもチームは、左右の二枚看板を欠く中で春もセンバツ、そして近畿大会を戦い、147キロ右腕・木下鷹大投手(3年)らの台頭で見事に優勝、秋春の近畿大会連覇をしている。そして夏は、兵庫史上初となる秋春夏3連覇、そして14年ぶりとなる夏の甲子園出場へを目指すが、厳しい状況には違いない。

抽選会に臨んだ渡辺拓雲主将(3年)は、エースの現状について厳しい表情を見せた。「戻ってきてほしい気持ちもあるんですけど、戻って来れなくても他の選手で補っていかないといけない。頑張らないとなと思います」と、チーム全員で戦い抜く覚悟を示した。

阪下投手は183cm86kgの右腕投手で昨秋までに147キロの速球を投げ、明治神宮大会では聖光学院を5回2安打無失点、二松学舎大付戦でリリーフで登板し3回3安打5奪三振1失点、そして準決勝では横浜高校と対戦し、延長11回まで一人で投げぬいて6安打10奪三振、タイブレークで2失点したものの9回まで1失点と、センバツ王者となったチームに堂々の投球を見せていた。

順調に行けば高校生で3本の指に入る右腕としてこの夏、そして秋を迎えるはずだったが、故障の影響は大きい。夏の大会の登録メンバーは、初戦まで変更が可能となっており、回復次第で登録の可能性もあるが、まだ将来がある選手であり、無理に登板する姿は見たくないという気持ちもある。

阪下漣投手 プロフィール

  • 氏名:阪下 漣(さかした れん)
  • 所属:東洋大姫路高校(3年)
  • ポジション:投手
  • 投打:右投右打
  • 主な特徴や実績:プロ注目のエース右腕。2025年春のセンバツ1回戦で右肘じん帯を損傷し、夏の兵庫大会では現時点で登録メンバーから外れている。昨秋の近畿大会優勝の原動力。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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