全国高校野球選手権埼玉大会は19日、4回戦が行われ、浦和麗明が聖望学園に1-5で逆転負けを喫した。千葉ロッテマリーンズ・吉川悠斗投手を兄に持つ注目の最速144キロ右腕・吉川翔馬(しょうま)投手(3年)は、右肩の故障の影響で今大会未登板のまま、高校最後の夏を終えた。試合後、涙ながらに仲間への感謝と、大学野球での再起を誓った。
右肩の故障に泣く…「悔しいです」
吉川翔馬投手はこの夏、最後まで、マウンドに上がることは叶わなかった。昨年11月に右肩を故障。痛みはなくなったものの、思い通りの投球ができないもどかしい日々が続いた。この日も、チームが4回に先制しながら7回に逆転を許す苦しい展開の中、ブルペンで肩を作るも登板機会はなく、チームは敗れた。「悔しいです」と、試合後は言葉を絞り出した。
それでも、ベンチから声を出し続け、仲間を鼓舞し続けた。「すばらしい仲間たちと3年間野球ができて、本当に良かった」。涙ながらに語った言葉に、3年間の思いの全てが詰まっていた。
「兄の背中を、兄を超えられるよう」大学で野球継続へ
兄は2022年の育成ドラフト1位で千葉ロッテに指名された吉川悠斗投手、同じ185cmだが左腕投手だ。卒業後は大学に進学し、野球を続けるという翔馬投手は、「兄の背中を、兄を超えられるよう常に努力していきたいです」。この夏の悔しさをバネにして、憧れであり、目標でもある兄を追いかけ、新たなステージでの挑戦を始める。
吉川翔馬投手 プロフィール
- 氏名:吉川 翔馬(よしかわ しょうま)
- 所属:浦和麗明高校(3年)
- ポジション:投手
- 投打:右投
- 主な特徴や実績:最速144キロを誇る右腕。千葉ロッテマリーンズ・吉川悠斗投手を兄に持つ。昨年11月に右肩を故障し、2025年夏の埼玉大会は未登板のまま終えた。卒業後は大学へ進学し、野球を続ける意向。

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