全国高校野球選手権神奈川大会では、県立の進学校・川和が平塚学園に1-8で7回コールド負けを喫した。プロ注目の最速146キロ左腕・濱岡蒼太投手(3年)の夏は、ベスト8を目前にして幕を閉じた。試合後、濱岡投手は「プロ1本で考えています」とプロ志望届を提出する方針を明言。この日視察したMLBスカウトもその将来性を評価した。
「自分の責任」悔しいリリーフ登板
濱岡蒼太投手の夏が早く終わった。この日は先発せず、1-6と5点を追う展開となるまで登板はなかった。7回1死二、三塁のピンチで4番手として登板したものの、相手の勢いを止められず、左前へ2点タイムリーを浴び、コールド負けが成立した。スカウトのスピードガンでは自己最速に迫る145キロを計測したが、「自分が最後を投げて抑えられずに負けた。自分の責任」と、試合後は唇を噛んだ。
MLBスカウトも視察「ポテンシャルはある」
偏差値68を誇る県立進学校の逸材として注目され、春には国内8球団とメジャーのスカウトが視察した。そしてこの夏も中日などが視察をし注目をされているが、この日もMLBスカウトが視察、「ポテンシャルはある」と評価していた。
高校野球は終わったが、夢への挑戦は続く。試合後、浜岡投手は「プロ一本と公言しているからにはドラフトまで練習します」と話し、プロ志望の意志に変わりがないことを話した。そして、「どのステージ行っても、チームを勝たせられる投手にならないといけないと思う。浜岡が投げればチームは勝つという。そういうピッチャーになりたいなと思います」と話し、プロでの投球をイメージした。
最速146キロ左腕投手として、178cm86kgと体もあり素材の良さを感じさせる。しかしまだ登板毎に調子の波があり、クレバーな故に迫力のような物を感じさせずに投げる所もある。この夏の登板も含めてスカウトがどのくらいの順位で指名するという評価になるか注目してドラフト当日を待ちたい。
浜岡蒼太投手 プロフィール
- 氏名:浜岡 蒼太(はまおか そうた)
- 生年月日:2007年10月10日
- 出身地:横浜市
- 経歴:南長津田ジュニアジャイアンツ(長津田小3年) – 田奈中学校(軟式野球部) – 川和高校(3年)
- 投打:左投左打
- 身長・体重:177cm・87kg
- ポジション:投手
- 主な特徴や実績:最速146キロを誇るプロ注目左腕。2025年夏の神奈川大会5回戦で敗退。MLBスカウトが視察し「ポテンシャルはある」と評価される。卒業後はプロ志望届を提出する方針。趣味は温泉。好きな言葉は「努力」。




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