弘前学院聖愛・芹川丈治投手が122球完投も延長タイブレークで敗戦、「プロ志望」を明言

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全国高校野球選手権の甲子園大会5日目では、弘前学院聖愛(青森)が西日本短大付(福岡)に延長10回タイブレークの末、3-4でサヨナラ負けを喫した。エース左腕の芹川丈治投手(3年)が10回を6安打4失点と一人で投げ抜いたが、12年ぶりの聖地白星にはあと一歩届かなかった。試合後にはプロ志望届を提出する意向を明かした。

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122球の熱投「反省する部分はあるけどやりきった」

「応援もデカいですし楽しかった」。試合後、悔いなく振り返った芹川丈治投手、そのマウンドは、まさに死闘だった。4回に先制の2ランを浴びるも、その裏すぐに味方打線が3点を奪い逆転。しかし、粘る相手に追いつかれ、試合は延長タイブレークへ。10回、押し出しの死球でサヨナラのホームを許し、122球の熱投は報われなかった。「反省する部分はあるけどやりきった」と、初の聖地で全力を出し切った。

「ディズニーランドに来たような気分で楽しんで。大阪だからUSJでも」。試合前、原田一範監督は、選手たちにそう声をかけたという。その言葉通り、選手たちは笑顔で堂々とプレー。春に右膝の前十字靱帯を断裂し、プレーできないながらも主将としてチームを支えてきた田崎光太郎選手も、「甲子園はいい場所だった。相手の応援にも乗ってみんな楽しんでいた」と、聖地の雰囲気を満喫した。

「上のステージを目指す」プロへの挑戦

青森大会では準決勝で青森山田、決勝で八戸学院光星という強豪を連破してきた。最速137キロながら、粘り強い投球を見せてきた芹川投手の投球は甲子園でも健在だった。

試合後、芹川投手は今後の進路について、「上のステージを目指す。経験をつなげていきたい」と話し、プロ志望届を提出する意向を明言した。チームからは昨年、エースだった吹田志道投手が巨人の育成ドラフト4位で指名されているが、芹川投手も指名されるならば育成ということになりそうだ。ドラフト会議が注目される。

芹川丈治投手 プロフィール

  • 氏名:芹川 丈治(せりかわ じょうじ)
  • 所属:弘前学院聖愛高校(3年)
  • ポジション:投手
  • 投打:左投
  • 主な特徴や実績:最速137キロの左腕。2025年夏の甲子園1回戦で西日本短大付相手に延長10回を投げ抜き、6安打4失点と力投。卒業後はプロ志望届を提出する意向。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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