明秀日立のプロ注目・能戸輝夢選手は故障で1打席に立つも敗戦、プロ志望を表明

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全国高校野球選手権の甲子園大会5日目では、明秀学園日立(茨城)が聖隷クリストファー(静岡)に1-4で敗れ、初戦で姿を消した。左足の靭帯断裂という大きな怪我を負っていたプロ注目の能戸輝夢選手(3年)は代打で出場するも二ゴロに終わった。試合後、プロ志望届を提出する意向を明言した。

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左足故障で代打出場、最後の夏は一打席で終わる

本来の力を発揮できないまま、聖地の夏はあまりにも短く終わった。左足の故障の影響で、この日はベンチスタートとなった能戸輝夢選手。代打として出場機会が回ってきたが、セカンドゴロに倒れた。チームも相手エースの高部陸投手の前に4安打1得点と抑え込まれ、初戦で敗退した。

能戸選手は北海道出身で、音更緑南中時代は帯広シニアでプレーし、茨城の明秀日立に入学した。183cm80kgの体があり、内野、外野、そして投手としても139キロの速球を投げるなど高い身体能力があり、1年秋から活躍をする姿を見せ、プロも注目していた。

今夏も1番打者として茨城大会でチームを引っ張っていたが、準々決勝で左足首の靭帯を断裂してしまう。通常ならすぐに手術が必要だったが、「とにかく甲子園に出たい」と監督に直訴し、ベンチ入りメンバーに入ると。主将として伝令をするなどチームをベンチから支えていた。

8回に代打を告げられた時には、チームメイトから「とにかく振ってこい」と送り出され、歩くことも難しい足を引きづりながらゆっくりと、甲子園を見渡し、「一番記憶に残るだろうな」と目に焼き付けながら打席に入った。

悔しい結果になったが、能戸選手の視線はすでに次のステージへと向いている。試合後、「プロ志望届を出そうと思っています」と話し、プロ志望の意向を明言した。次のステージで輝く夢を掴み取る。

能戸輝夢選手 プロフィール

  • 氏名:能戸 輝夢(のと きらむ)
  • 所属:明秀学園日立高校(3年)
  • ポジション:外野手、内野手、投手
  • 投打:右投げ左打ち
  • 主な特徴や実績:プロ注目の選手。2025年夏の甲子園1回戦に左足の故障を抱えながら代打で出場。卒業後はプロ志望届を提出する意向。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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