三重県と愛知県の高校2年生選抜が対戦する、三重県・愛知県ピックアップチーム交流試合が行われ、三重では4番を打った木本高の平野空雅選手が、愛知は投打の二刀流として注目される享栄の坂本亮太選手が活躍を見せ、視察した7球団のスカウトに、来年へのアピールをした。
木本高最後のユニフォーム
三重県選抜の主将で、公立の雄・木本高校の平野空雅選手だった。県屈指の長打力を誇り、この日は第1試合に4番で出場すると、初回にライトへ二塁打を放つと、2回にもライト線に2点タイムリーヒット、6回にもタイムリーヒットを放つなど、4打数3安打4打点の活躍で、愛知県選抜に9−2での勝利に貢献した。
木本高校は今年4月に、紀南高校と統合し、校名も熊野青藍高校へと変わっている。木本高校として入学した最後の世代だった。しかし、今秋の県大会は、木本・紀南・熊野青藍の連合チームとして出場しており、この日は木本高校のユニフォームでプレーした。
平野選手は「たくさんのOBの肩に支えていただいているので、木本からプロを目指したいと思っている。このピックアップに懸ける思いは強かった」と話した。この日は7球団のスカウトが視察をしていた。
来年春には新しいユニフォームとなるが、春までは木本のユニフォームでプレーする。木本出身で、新生・熊野青藍高校からのプロ野球選手誕生となるか注目したい。
二刀流が活躍
愛知県選抜では、182cm83kgの二刀流、享栄・坂本亮太選手が活躍を見せた。この日は行われた2試合共に4番指名打者で出場すると、第1試合には第1打席でライトへホームランを放つなど3打数2安打1打点を記録し、また投手としても8回に登板すると、2イニングをノーヒット1四球、2つの三振を奪う力を見せた。
また第2試合でも4番指名打者として、第1打席でライトへの3ベースヒット、3回の第2打席ではセカンドゴロで打点を挙げた。大型の二刀流として、この日視察した7球団のスカウトにもアピールしたと見られる。
この日の印象をスカウトの与えておき、来春にさらに一回り大きくなった姿を見せることができれば、さらに印象を残すことができる。春までの成長を、そして春からの活躍を期待したい。
平野3安打4打点でアピール ー 東京中日スポーツ紙面






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