【高校野球】帝京・蔦原悠太が高校通算24号、「打の帝京」の主軸が誓う日本一への冬

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今秋の東京大会で16年ぶりの優勝を果たした帝京高校が、都内の同校グラウンドで千葉経大付と年内最後の対外試合を行い、4-0で完封勝利を収めた。この試合で主軸・蔦原悠太外野手(2年)。試合中にフォーム修正を行う柔軟性を見せ、高校通算24本目となる豪快な2ランホームランを放ち、今年の締めくくりを飾った。

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試合中に修正、24号アーチで「打の帝京」体現

強打の帝京を象徴する一撃だった。2点リードの5回1死二塁、右打席に入った蔦原悠太選手は、それまでの2打席が凡退だったことを受け、「左肩を少し内側に入れ、体を開かないようにイメージした」と即座に修正を試みると、さらに意識をセンター方向から「一塁ベンチの方にライナーを打つくらいの気持ち」に変え、バットを振り抜いた。

打球は左翼越えの2ランホームラン。「うまくボールが見えて、いい打球になりました」。年内最後の対外試合、その最後の試合で成長への手応えを掴んだ。

目標は「10割打者」、春へ向けレベルアップ誓う

手応えを掴んだ状態で冬を迎える。「いい感覚で試合を終えることができた。この感覚を忘れずに、もう一段レベルを上げて春を迎えたい」。目指す場所は高い。「もっと対応力をつけて4打数4安打。10割を目指します」。伝統ある「強打の帝京」の一員として恥じない打撃を追求し、長い冬のトレーニングに励む。

金田監督も手応え「日本一が目指せる目標に」

チームを率いる金田優哉監督も、選手たちの成長に目を細める。「自信をもってプレーができるようになった。こうなったら勝てるというのが、選手の中に出てきた」。新チーム始動時に掲げた「日本一」という目標。東京大会優勝、神宮大会出場を経て、それはもはや夢物語ではなくなった。

「冬の間、しっかり課題をつぶし、自信満々で全国の舞台に立ちたい」。安藤丈二選手、目代龍之介選手、そして蔦村選手が並ぶ打線に、この日4回1安打無失点の岡田武大投手、仁禮パスカルジュニアなど、安定して抑える投手陣もいる。聖地・甲子園での躍動、そして全国制覇へ。帝京ナインの熱い冬が始まる。

蔦原悠太 プロフィール

  • 氏名: 蔦原 悠太(つたはら・ゆうた)
  • 所属: 帝京高校(2年)
  • 出身: 東京都
  • ポジション: 外野手
  • 投打: 右投右打
  • 主な特徴や実績: 高校通算24本塁打を誇る帝京の強力打線の核。修正能力が高く、広角に長打を打てる技術を持つ。来春センバツでの活躍が期待されるスラッガー。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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