昨夏の甲子園出場、今夏の南北海道大会優勝を果たした札幌日大高校の扇の要、土田大海捕手（3年）が、北東北大学野球連盟の強豪・富士大学に合格したことがわかった。今秋のドラフト会議ではプロ志望届を提出するも指名漏れ。「人生で最悪の一日」を味わった強肩強打の捕手は、座右の銘である「人間万事塞翁が馬」を胸に、4年後のプロ入りを目指して新たなスタートを切る。
「人生最悪の一日」から再起、友はプロへ、自分は大学へ
10月23日のドラフト会議は、土田大海選手にとって忘れられない一日となった。チームメートであり、共に中軸を担った窪田洋祐選手がオリックスから4位指名を受けて喜びを爆発させる一方で、自身の名前が呼ばれることはなかった。「マイナスなイメージでいえば人生で最悪の一日だったかもしれない」。残酷な明暗に、悔し涙を飲んだ。
しかし、下を向いてばかりはいられない。森本琢朗監督から贈られた言葉「人間万事塞翁が馬」が支えとなった。「人生の幸不幸は予測できない。だから安易に一喜一憂するべきではないという例え。その言葉の通りだと思います」。指名漏れという経験すらも糧にし、前を向く決意を固めた。
強豪・富士大で「自分を変える」、4年後の競演誓う
進学先となる富士大学は、西武・山川穂高選手や外崎修汰選手ら多くのプロ野球選手を輩出している大学球界の雄だ。「大学が決まり、明確な目標が立てられる。ワクワクしている」と、新天地での挑戦に心を躍らせる。
高校通算11本塁打のパンチ力と高いコンタクト能力、そして二塁送球1秒85を誇る強肩は大学でも即戦力級。「大学で自分を変えようと決めた」。4年後、プロのステージで窪田選手と再会し、競演するために。北の強豪で心技体を磨き上げる。
土田大海 プロフィール
- 氏名： 土田 大海（つちだ・ひろみ）
- 所属： 札幌日本大学高等学校（3年）
- 進路： 富士大学（北東北大学野球連盟）
- 出身： 北海道札幌市（札幌北野台中卒）
- ポジション： 捕手
- 投打： 右投左打
- 身長・体重： （詳細データなし）
- 主な特徴や実績： 2年秋から不動の4番として活躍。高校通算11本塁打の打撃と、二塁送球1秒85の強肩を兼ね備える。昨夏甲子園出場。今秋ドラフトでは指名漏れを経験。
２０２５年高校生プロ志望届提出選手一覧
2025年の高校生プロ志望届を提出した選手の特徴や簡単な紹介です。10月9日に1名が追加され、合計124人になりました。
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2025年10月09日
2025年度-高校生捕手のドラフト候補とみんなの評価
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します
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札幌日大・土田 富士大合格 4年後窪田と競演だ ー スポニチ北海道紙面
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