【高校野球】クラーク国際・辻田丞投手が星槎道都大合格、最速148キロ右腕がさらに北の大地で成長し4年後を目指す

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昨春のセンバツ大会に出場したクラーク記念国際高校(北海道)のエース・辻田丞投手(3年)が、札幌六大学野球連盟の強豪・星槎道都大学に合格したことがわかった。恵まれた体から最速148キロの剛速球と鋭いスライダーが魅力だが、ドラフト会議では指名漏れとなった右腕が、さらに北の大地で4年間成長し、今度こそプロ入りを目指す。

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1年夏から登板、148キロ右腕が選んだ「北の王者」

辻田丞投手は、兄の辻田旭輝投手がクラーク国際で活躍をし、卒業をした2023年に同校に入学した。兄よりも大きな体格が注目され、1年夏の北北海道大会から登板して力強いストレートを投げ込み、甲子園出場にも貢献した。しかし、甲子園ではエース・新岡歩輝投手が好投をし、2試合で登板の機会は無かった。

185cm88kgとなった体から最速148キロの直球、そしてキレ味鋭いスライダーを投げ、プロのスカウトからも注目されるようになった。しかし2年夏は北北海道大会決勝で、2年秋、3年春も共に全道大会で敗退。甲子園で登板するという夢には手が届かななかった。

それでも、

次は自分で切り開きたいと思った」(スポニチ北海道版)

と話し、大学(亜細亜大)に進んだ兄とは違う道に進むため、プロ志望届を提出した。

目標は155キロ、「先発完投」でチームを勝たせる

しかし、ドラフト会議では指名は無かった。多くの大学から声をかけられたというが、その中から地元・北海道の星槎道都大学を受験して合格を勝ち取った。プロ野球で2軍監督などを務めた二宮監督がおり、札幌大学リーグの雄として大学野球に君臨する強豪チームで、大学野球選手権や明治神宮大会でもよく姿を見せる神宮の常連の一つだ。

東京の大学ではなく、地元の強豪を選んだ事について、辻田投手は

「兄が東京に進学したので、両親の近くで恩返ししたい」(スポニチ北海道版)

と話し、兄とは違う道を進む。

既に、大学で活躍をするための取り組みも始めており、腕を下げて横から投げるスタイルにしているという。ストレートがナチュラルにシュートする球筋を活かす事を狙うが、球速も146キロを記録している。

亜細亜大でプレーする兄を、遠く北の大地から追いかける。そして神宮の地で兄弟が顔を合わせる日もあるだろう。そして、4年後には今年、チャレンジしたプロへ、更に成長した姿で指名を待つ。

辻田丞 プロフィール

  • 氏名: 辻田 旭輝(つじた・じょう)
  • 所属: クラーク記念国際高校(3年)
  • 進路: 星槎道都大学(札幌六大学野球連盟)
  • 出身: 北海道
  • ポジション: 投手
  • 投打: 右投右打
  • 身長・体重: 186cm、88kg
  • 主な特徴や実績: 最速148キロの直球とスライダーが武器。1年夏から登板し甲子園出場も登板は無く、2年、3年時は甲子園に手が届かなかった。
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辻田 星槎道都大に合格 ー スポニチ北海道版紙面

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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