秋季関東大会でベスト8入りした強豪・浦和学院高校(埼玉)が、埼玉県鴻巣市内の上谷総合公園で年内最後の練習を行った。練習後に来年のドラフト候補として注目される、大型強肩捕手の内藤蒼選手(2年)が、プロ志望を表明。来春のセンバツ出場が微妙な状況の中、チームと自身の飛躍を誓って勝負の冬に突入する。
「勝ちきれる選手に」強肩捕手の決意
内藤蒼選手は181cm85kgの大型捕手で、遠投110mの強肩が魅力のプロのスカウトも注目する捕手だ。年内最後の活動を終えたこの日、来年のプロ入りを希望している事を明らかにした。
浦和学院は今秋、関東大会準々決勝で敗れ、ベスト8止まり。来春のセンバツ出場は選考されるかどうか微妙な位置にある。内藤選手は、「来年はチームも自分も勝ちきれるようになりたい(スポーツニッポン)」と話し、まずはチームを勝たせる捕手になることへの強い意欲を示した。
森大監督「良い形で締めくくった」
この日の最終日には3試合の紅白戦を実施したという浦和学院、実戦感覚を確かめながら1年を締めくくった。森大監督は「苦しい、つらいことも多い一年だったが良い形で締めくくることができた(スポーツニッポン)」と総括、名門復活と悲願の日本一へ向け、指揮官も選手たち来年へと視線を向けた。
浦和学院からは昨年、藤井健翔選手が巨人のドラフト6位で指名され、プロ野球選手となった。垣内凌選手、玉木敬章選手といったスラッガーを揃え、埼玉県では圧倒的な打力を誇っていたが、甲子園出場はならなかった。
来年はこのプロ注目捕手・内藤選手を中心に再び強打戦を組むことができるか、そしてやはり軸となるエースの存在も欲しい。冬の鍛錬でどんな選手が出てくるのか、春の吉報を待ちながら、個々のレベルアップを図る。
内藤蒼 プロフィール
- 氏名: 内藤 蒼(ないとう・そう)
- 所属: 浦和学院高校(2年)
- ポジション: 捕手
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 181cm85kg
- 主な特徴や実績: 遠投110メートルの強肩を誇るプロ注目捕手。2年秋に関東大会ベスト8。高卒でのプロ入りを志望。







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