スポーツ報知の特集「WEST報知」にて、今秋ドラフト候補の強打者たちが紹介された。その中で注目を集めているのが、鳴門高校(徳島)の新3年生・稲山壮真内野手だ。高校通算25本塁打を誇る左のスラッガーは、昨夏の甲子園で活躍し、巨人のスカウトが評価をしている。
聖地で衝撃の4安打、「一番輝いていた世界」から屈辱を経て
稲山壮真選手は180cm90kgの大型の左打者で、昨年春の大会で木製バットを使い、打率.462を記録、長打率.500の長打も光り、「阿波の怪物」と呼ばれるようになった。
名前が全国に知れ渡ったのは、昨夏の甲子園だ。初戦の天理(奈良)戦で「4番一塁」で出場すると、決勝打を含む4打数4安打1打点の大活躍。打撃や走塁でも躍動し、「今までの野球人生で一番、輝いていた世界だった(スポーツ報知)」と聖地での高揚感を振り返る。
しかし、2回戦では沖縄尚学の新垣有絃投手と末吉良丞投手の継投に3打数無安打と抑え込まれてチームも完封負けした。また、甲子園の開会式では同世代の怪物、山梨学院・菰田陽生選手を見て、「阿波の怪物」と呼ばれていることにも「まだ、そう呼ばれるレベルじゃない(スポーツ報知)」と話す。
低反発バットも関係なし、場外弾放つパワーと技術
入学当初から低反発バットを使用している世代だが、木製バットを使ったりと試行錯誤をしながらも「飛ばないという感覚はなかった」と話す。1年秋から4番に座り、既に通算本塁打は25本を数える。昨年秋の県大会では右翼防球ネットを越える推定120メートル超の場外弾を放つなど、今年を代表する高校生スラッガーとして注目される。
巨人・榑松スカウトディレクターも「パンチ力があり、うまさもある。ミートポイントが広く、広角に打てて打率が残る印象がある」と、その打撃センスを高く評価している。
DH制導入も歓迎、「4番」のプライド
2026年から高校野球でもDH制が導入される。守備の負担を減らし打撃に専念する起用も可能になるが、稲山選手は一塁だけでなく三塁や外野も守り、50m6秒4と遅くなく、強肩も注目されている選手で、守備でアピールすることができる。
「注目されている中で輝ける選手になりたい」。今年は自ら、阿波の怪物と認められる選手となり、シン・阿波の怪物へと成長する。
稲山壮真 プロフィール
- 氏名: 稲山 壮真(いなやま・そうま)
- 所属: 鳴門高校(2年)
- 出身: 徳島県徳島市
- ポジション: 内野手(一塁・三塁)、外野手
- 投打: 右投左打
- 身長・体重: 180cm、90kg
- 主な特徴や実績: 高校通算25本塁打の長打力と広角に打てる技術を持つ。昨夏甲子園で4安打。50m6秒4。憧れは高橋由伸、村上宗隆。







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