3月19日に開幕する第98回選抜高校野球大会に、2年連続4度目の出場を果たす滋賀学園のWエース・土田義貴投手と伴田蒼生投手は、共に中学時代は控え投手という境遇から這い上がり、土田の兄でありチームの先輩でもある悠貴投手(3年・日大進学予定)の背中を追って成長を遂げた。
「ボールパーソン」からの飛躍、左のエース土田義貴
背番号1を背負う左腕の土田義貴投手は、昨春のセンバツではグラウンドの端でボールパーソンを務めていた。「同じ球場にいるのに遠かった。次は自分が…(スポーツ報知)」と誓ったその1年後、エースとしてセンバツに戻ってくる。
1学年上の兄・悠貴投手は最速145キロを誇る右腕で、甲子園でも活躍しプロも注目したエース。弟の義貴投手は中学時代に球速も120キロ前後だったが、強豪への進学するために猛練習を重ねていた。そうして入学した滋賀学園だが、強豪チームとあり選手層が厚く、1年生だった昨年のセンバツではボールパーソンをしていた。
しかし、昨夏には背番号19を付け、左腕から荒々しくも力強いストレートを見せると、秋は腰のケガに苦しみながらも、近畿大会準々決勝の近江戦で1失点完投。センバツ出場を決定づける快投を見せた。
外野手から転向の右腕・伴田蒼生、兄の「直弟子」が救世主に
土田が本調子ではない秋季大会で、チームを救ったのが最速138キロ右腕の伴田蒼生投手だ。近畿大会1回戦の乙訓戦で2失点完投するなど、山口達也監督も「うちの救世主。秋は伴ちゃんのおかげ(スポーツ報知)」と絶賛する活躍を見せた。
中学時代は外野手だったが高校で投手を志願し、1年の冬に土田の兄・悠貴投手から「一から全て教えてもらった」ことで才能が激変した。寮でも付きっきりで指導を受けるなど、実の兄弟以上の時間を過ごした直弟子。「センバツでも土田(弟)に負けたくない。いいライバル関係で頑張りたい(スポーツ報知)」と、同級生への対抗心を燃やす。
偉大な兄・先輩の教えで互いに刺激し合いながら成長してきた。土田投手も「秋は伴田に頼りっぱなしだったので」とエースとしての意地をにじませる。異なる個性を持つWエースが、滋賀学園の甲子園での躍進を支える。
滋賀学園 Wエース プロフィール
- 氏名: 土田 義貴(つちだ・よしき)
- 所属: 滋賀学園高校(2年)
- 出身: 石川県金沢市(高尾台中・白山シニア卒)
- ポジション: 投手
- 投打: 左投左打
- 身長・体重: 174cm、69kg
- 主な特徴や実績: 最速136キロの左腕。2年秋から背番号1。近畿大会準々決勝で近江を1失点完投。兄は同校エースだった悠貴投手。
- 氏名: 伴田 蒼生(ばんだ・あおい)
- 所属: 滋賀学園高校(2年)
- 出身: 滋賀県野洲市(野洲北中・草津シニア卒)
- ポジション: 投手
- 投打: 右投左打
- 身長・体重: 176cm、76kg
- 主な特徴や実績: 最速138キロの右腕。中学時代は外野手。土田兄の指導で急成長し、昨秋の近畿大会で好投しチームの救世主となった。








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