3月19日に開幕する第98回選抜高校野球大会に、13年ぶりに出場する北照高校(北海道)が、強力投手陣で全国の舞台に挑む。3月2日には選抜旗授与式が行われ、昨秋の全道大会を一人で投げ抜いたエース右腕・島田爽介投手(新3年)をはじめ、最速149キロを誇るプロ注目右腕・中谷嘉希投手(新3年)、初のベンチ入りを果たした“超遅球”左腕・寺川粋一投手(新2年)らが、聖地での躍動を誓った。
エース島田、中日・斎藤&高橋からの“高級ベルト”で100%の力
背番号1を背負う島田爽介投手は、非常に安定したフォームで昨秋の全道大会全4試合で完投勝利を挙げた絶対的エースだ。2月の合宿では「まっすぐのスピードや変化球の精度がレベルアップしている。人生において今、一番調子が良い(スポーツ報知)。」と、絶好調で甲子園を迎える。
同校OBで現在中日ドラゴンズで活躍する齋藤綱記投手と高橋幸佑投手から、開幕前に高級ベルトがプレゼントされた。2人の背番号「59」と「61」が刻まれたこのベルトを身につけ、「普段のベルトよりも引き締まって腹圧が高まるので、自分の100%以上の力が出せる。投げていても全然疲れない(スポーツ報知)。」と効果を話す。偉大な先輩たちの思いも背負い、熱望する強豪・横浜高校との対戦、そして完封勝利を目指す。
149キロ右腕・中谷投手は背番号11で
そして控え投手に、プロ注目投手がいる。最速149キロを誇る剛腕・中谷嘉希投手も控えている。秋は登板機会がなかった悔しさをバネに、冬場は「白米1キロ」の食トレで体重を91kgまで増量し、184cmの上背からパワーアップした直球で、力で相手をねじ伏せる準備ができている。
センバツには山梨学院の菰田陽生投手、横浜の織田翔希投手、沖縄尚学の末吉良丞投手といったプロ注目のBIG3がいるが、中谷投手も150キロを記録してそこに割って入りたい。そして背番号11で出場することを心に焼き付けて、夏までに背番号1を付けたい。
秘密兵器は「球速差60キロ」、左腕・寺川が多田野氏直伝のケアで聖地へ
そしてその投手陣に新たなアクセントを加えるのが、激しい競争を勝ち抜き初のベンチ入り(背番号20)を果たした左腕の寺川粋一投手だ。直球の最速は132キロだが、70キロ台の「超スローカーブ」を操り、約60キロの緩急差で打者を幻惑する技巧派で、この投球スタイルは、米大リーグや日本ハムで「超遅球」を武器に活躍した多田野数人氏の現役時代を彷彿とさせる。
寺川投手、祖父の縁で幼い頃から多田野氏と親交があり、ケガ防止のトレーニングやケアのアドバイスを受けてきたという。昨秋は左肘痛でベンチ外だったが、冬場の1日8食の食トレで体重を70キロに乗せ、実戦で猛アピールし復活を遂げた。「先輩方が投げているので、その火消し役になれれば。打たせて取る投球でチームに貢献できたら(スポーツ報知)。」と、強心臓で甲子園のピンチを救う覚悟だ。
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安定感抜群のエース島田投手、力で押す中谷投手、緩急自在の左腕・寺川投手。三者三様の強みを持つ投手陣が噛み合えば、悲願の全国制覇も夢ではない。
北照 注目投手陣 プロフィール
島田 爽介(しまだ・そうすけ)
- 所属: 北照高校(新3年)
- ポジション: 投手
- 投打: 左投左打
- 主な特徴や実績: 昨秋の全道大会を一人で投げ抜いた鉄腕エース。プロOBからのベルトを力に聖地へ挑む。
寺川 粋一(てらかわ・きいち)
- 所属: 北照高校(新2年)
- 出身: 東京都
- ポジション: 投手
- 投打: 左投左打
- 身長・体重: 175cm、70kg
- 主な特徴や実績: 70キロ台のスローカーブが武器の技巧派。多田野数人氏と親交がある。初のベンチ入り。
中谷 嘉希(なかや・よしき)
- 所属: 北照高校(新3年)
- 出身: 北海道黒松内町
- ポジション: 投手
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 183cm、91kg
- 主な特徴や実績: 最速149キロの直球を誇る大型右腕。冬場の増量でさらにパワーアップ。プロ注目。









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