3月19日に開幕する第98回選抜高校野球大会を前に、出場32校の主将による恒例行事「キャプテントーク センバツ2026」が5日、大阪市内で開催された。今年から初の試みとして「グループディスカッション方式」が導入され、各校のリーダーたちが「高校野球で身につけた心・技・体」をテーマに熱い議論を交わし、間近に迫った大舞台へ向けて決意を新たにした。
新方式のディスカッション、山梨学院・菰田が明かした“いい話”
今年のキャプテントークは、4人1組の8班に分かれての意見交換が行われ、最後に班ごとにまとめた思いを発表する形式がとられた。
今秋ドラフト上位候補で投打の二刀流として注目される山梨学院の菰田陽生主将(2年)は、部長からかけられたという言葉を披露。「苦しいから逃げるのではなく、逃げるから苦しくなる」。この言葉を胸に「冬のきつい練習から逃げずにチームが1つになった(日刊スポーツ)」と語り、同じ班の選手たちも深く感銘を受けていた。昨春は2回戦敗退だっただけに、「去年の悔しい思いを甲子園で返せるように頑張りたい(スポーツ報知)」と雪辱を誓った。
同じ班になった21世紀枠・長崎西の桑原直太朗主将(2年)は、菰田主将について「ずっと憧れの目で見ていた存在」と笑顔。「意見を出し始めたら自分たちより深いことをやっているところもあった。本当にためになったので、チームに持ち帰りたい(日刊スポーツ)」と、全国トップレベルの思考に触れ、大きな収穫を得ていた。
史上4校目の春連覇へ、横浜・小野主将「日本一で恩返し」
史上4校目の春連覇という偉業に挑む横浜の小野舜友主将(2年)は、帝京長岡、英明、神村学園の主将と同班で交流した。「まずは心、次に体、やっと技術へと全てつながってくると思う(中日スポーツ)」と自身の考えを述べつつ、「どの高校も強い思いを持っていると感じた」とライバルたちの熱気から刺激を受けた様子。
「全員で塊となり、応援してくださっている方に日本一という結果で恩返しができるように頑張ります(スポーツ報知)」と、王者の誇りを胸に力強く宣言した。
夏春連覇狙う沖縄尚学・山川主将も常連校から刺激
1982~83年の池田以来となる史上5校目の「夏春連覇」がかかる沖縄尚学からは、山川大雅主将が参加。智弁学園や三重といった甲子園常連校と意見を交わし、「どこのチームも感謝や礼儀、あいさつが一番意識している。自分たちもやるべきことを徹底していきたい(日刊スポーツ)」と原点を見つめ直した。
「冬の期間に取り組んできた走攻守全てにおいて成長した姿を甲子園で発揮し、一戦必勝、そして夏春連覇を目標に頑張っていきます(スポーツ報知)」と、偉業達成へ向けて気合を入れた。
翌6日には組み合わせ抽選会が行われ、いよいよ対戦カードが決定する。各校を率いるキャプテンたちの言葉からは、間もなく始まる春の熱戦への高揚感がひしひしと伝わってきた。
主な参加主将 プロフィール
菰田 陽生(こもだ・はるき)
- 所属: 山梨学院高校(2年)
- ポジション: 投手・三塁手
- 投打: 右投右打
- 特徴: 最速152キロと高校通算30本塁打超を誇る二刀流。今秋ドラフトの目玉候補。
小野 舜友(おの・しゅんすけ)
- 所属: 横浜高校(2年)
- ポジション: 外野手
- 投打: 右投右打(※推測)
- 特徴: 春連覇を目指す名門のリーダー。昨秋関東大会では1番打者としてチームを牽引。
山川 大雅(やまかわ・たいが)
- 所属: 沖縄尚学高校(2年)
- ポジション: 捕手
- 投打: 右投左打
- 特徴: 昨夏の甲子園優勝校の新主将。偉業である夏春連覇に向けてチームをまとめる。














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