高校野球の対外試合が解禁され、第98回選抜高校野球大会(19日開幕・甲子園)に出場する神戸国際大付(兵庫)が、強豪・履正社(大阪)との練習試合を制した。両軍計28安打の乱打戦で、5番・指名打者で先発出場した石原悠資郎外野手(3年)が、豪快な逆転2ランを含む2安打2打点の大暴れで、センバツでの嵐を予感させた。
外野手も諦める強烈な一発、通算19号アーチ
痛烈な打球が、嵐のような勢いでフェンスを越えていった。1点を追う3回無死一塁の場面、石原悠資郎選手は左投手が投じた真ん中高めの速球をフルスイング。あらかじめ深めに守っていた左翼手が一歩も動けないほどの完璧な当たりは、高校通算19号となる逆転2ランとなった。
「狙っていた球をしっかり打てました。バッティングの状態は結構いいと思います(スポニチ)。」と、今年初の実戦で最高の結果を残し、打撃の仕上がりに自信をのぞかせた。
DH制への適応、代打要員からの飛躍
今春のセンバツから新たに導入される「DH制」。この日、青木尚龍監督は石原選手をDHで起用した。「悠資郎は動けるから(左翼手でもDHでも)どっちでもええんやけどね。でも、慣れさせなアカンから(スポニチ)。」と、本番を見据えたテスト起用であることを明かした。
守備機会がないDHは、打席までの間の体の冷えが課題となる。指揮官は味方の守備中、石原選手を外野ファウルゾーンへ走らせてボール回収をさせるなど、体を動かす工夫を凝らした。石原選手自身も「もうちょっと体を温めてから、打席に入りたいというのはありました(スポニチ)。」と、DHならではの課題を実感し、本番へ向けての改善点を見つけていた。
2年夏までは主に代打要員だっただけに、「(DHで)何回も打席に立てるのは、気持ち的にも全然違いますね(スポニチ)。」と、スタメンで起用される喜びと精神的な余裕を感じている。
初戦は九州国際大付、神宮の借りを返す
体重100kg超えの右のスラッガーは、昨秋は5番レフトで出場し、中京大中京戦でホームランを放ったものの、近畿大会は打率.227、明治神宮大会も3試合で打率.273だった。今年は確実性を挙げる必要があり、まずこの日は良いスタートとなった。
前日6日に行われた組み合わせ抽選会で、初戦の相手は九州国際大付(福岡)に決まった。昨秋の明治神宮大会決勝で敗れ、全国制覇を阻まれた因縁の相手となるが、「1回負けている相手なんで対戦したかったし、自分の中では燃えています(スポニチ)。」とリベンジを誓った。
石原悠資郎 プロフィール
- 氏名: 石原 悠資郎(いしはら・ゆうじろう)
- 所属: 神戸国際大付属高校(3年)
- ポジション: 外野手
- 主な特徴や実績: 豪快なスイングから放たれる長打力が魅力の強打者。高校通算19本塁打。今春センバツではDHでの起用が有力視される。名前の読みは昭和の大スター・石原裕次郎と同じ。







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