仙台育英・佐藤世那投手が6安打12奪三振完投、東海大菅生・勝俣翔貴選手はホームランで巨人スカウト注目

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 明治神宮大会高校の部では仙台育英の佐藤世那投手が6安打12奪三振で1失点完投、東海大菅生の勝俣翔貴投手は196球を投げて4失点完投でそれぞれ勝利を収めた。

佐藤世那投手

 仙台育英の佐藤世那投手は最速144km/hの速球とフォークボールが武器の投手で、宮城大会では2試合連続完封など好投を見せていた。

 この日は最速は143km/hを記録、また122球のうち4割くらいを占めたフォークボールは2種類あり、空振りを奪うフォーク、ストライクを奪うフォークを駆使して9回を投げ6安打12奪三振を記録、強打で勝ち上がった天理高校を1失点に抑えて完投した。

 180cmの身長があり144km/hの速球とフォークボールを駆使する佐藤投手、この時期に天理を1失点に抑えた事で実力を証明したが、この冬にストレートの威力をさらに増す事もできると思う。そうすれば今よりもフォークボールで空振りを奪えるようになるかもしれない。冬の成長を期待したい。

 

勝俣翔貴選手

 一方、東海大菅生の勝俣翔貴投手も142km/hの速球を投げ、また長打力もありプロが注目している。この日はストレートの角度もあったものの強打の静岡打線に粘りを見せられ9安打に6つの四死球で4失点をした。しかし11三振を奪うなど要所で締め、196球を投げたものの4失点で完投した。

 また6回裏には同点に追いつくホームランを放ち、これで高校通算14本塁打となった。「スライダーを狙っていた。ピッチングよりもバッティングが好き」と話す勝俣選手に、この日も巨人の吉武スカウトが視察し、「野球センスがある。バッティングは思い切りがいい」と評価した。

 183cmの大型選手でもあり、二松学舎大付から広島に2位指名されて21U代表で活躍を見せる鈴木誠也選手のように、評価はウナギ登りとなるかもしれない。

 勝利の瞬間、右手を握りしめ、佐藤世が控えめに喜びを表した。2回を除く毎回の12奪三振、被安打6の1失点完投に「いい感覚で投げられたのがよかった」。この日は自己最速まであと1キロの143キロを記録。だが、直球以上に威力をみせたのは2種類のフォークだ。

 握りの深さと力の入れ方で投げ分け、122球のうち約4割を占めるほど多投。「途中から振らなくなったからストライクを取りにいった」(佐藤世)と、相手の出方をみて対応する“頭脳派”の一面もみせた。


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