桐生第一の2年生・山田知輝投手は3安打完封、来年の注目投手

桐生第一, 山田知輝

 センバツ大会5日目第2試合、桐生第一vs今治西の対戦では、桐生第一の2年生エース・山田知輝投手が3安打で完封勝利を挙げた。

最速136km/hも角度あり

 山田知輝投手は2年生ながら184cm85kgの出来上がった体を持っており、スタンスはあまり大きく取らずに上から投げ下ろすような形で、ストレートに角度がある。最速は136km/hだが、そのストレートは重く、今治西打線はほとんどをフライで打ち取られ、15のアウトを飛球で取っている。

 結局、今治西打線を3安打に抑え、四死球も1つと安定感の高い投球を見せた。また三振も3つだけと球の重さと角度を生かして打ち取る投球を見せた。この冬には昨春の優勝投手、浦和学院の小島のフォームを参考にして、フォームを作ったという。

 まだ課題もある。制球を重視しているのだろうが、落差の大きなカーブもストレートももっと腕を振りきれるようになれば、球速も出るし三振も奪えるようになるだろう。それでいまのようなコントロールが出来れば、来年は注目投手となりそうだ。高橋光成投手クラスまで成長してくれる事を期待したい。

 

 今大会唯一のエースで4番。出場10選手で3年生は高橋主将1人という2年生軍団の中でも中心的な存在だ。初回を3者凡退に退けると、その裏2死三塁から力で中前へ。先制点。4番の仕事を果たし、マウンドで乗った。1メートル84の長身で、のっそりしたフォーム。腕を振り、リリースの瞬間だけに力を入れる。MAX136キロでも手元で伸びる。27アウトのうちフライアウトが15。「ポップフライを打たせるのが僕の投球」と胸を張る。

 2年生中心のチームになった昨秋、3年生たちから「グラウンドでは上級生のつもりでやれ」と言われた。試合中、ベンチで控えの3年生がミネラルウオーターを用意してくれる。だから2月の大雪で調整が遅れても弱音は吐かない。昨春の優勝投手、浦和学院・小島のフォームを動画投稿サイト「ユーチューブ」で繰り返し見て「スムーズな体重移動」を参考にした。甲子園入り後も宿舎の鏡の前で連夜のシャドーピッチング。「忍耐の調整ですよ」。福田監督は目を細めた。


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