高校野球東東京大会の展望(2018)と注目選手:ドラフト注目度B

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夏の高校野球東東京大会が7月7日に開幕する。

昨年は、二松学舎大付の永井敦士選手が広島にドラフト4位で指名された。また、関東第一の高橋晴投手や東海大高輪台の宮路悠良投手など147キロの速球を投げる投手が多く注目された年だった。

しかし今年は、注目される投手が非常に少ない状態。ただし、プロ注目の捕手や、一芸に秀でた選手、チームが多い事から上げられる選手も多いため、期待を込めてドラフト注目度はB

地区

昨年は二松学舎大付が優勝、東海大高輪台が準優勝。秋の都大会は西の日大三が優勝した。ベスト4には日大豊山が入っている。またこの春も日大三が優勝、ベスト4は国士館、早稲田実、創価が入り、東東京は1チームも入っていない。

二松学舎大付、関東一、帝京、日大豊山、東亜学園、城西大城西、堀越や、小山台、城東など都立高校も強さを見せる。

注目選手

関東第一の石橋康太捕手はプロが最も注目する捕手、セカンドまでの送球は1.84秒を記録し、高校通算本塁打も40本を超える。1年生で出場した甲子園で、広島新庄の堀瑞輝投手から2安打し、昨年夏の東東京大会では4試合連続ホームラン。プロのスカウトも「体はすでにプロ級」と、180cm85kgの捕手に即戦力の評価も与える。

また、同じく関東第一の斎藤未来也選手は、高校屈指の足の持ち主で、50m5.8秒の俊足は、ランナーで出塁すると、100%に近い確率で二盗を成功させるという。オコエ瑠偉よりも速いといわれる足に注目が集まる。

その他の注目選手

帝京の田中悠我選手は中学時代から注目されていた選手で、1年生でレギュラーとして出場し、2年生で4番を打った。遠投100mの強肩と50m6.1秒の足があり、内野、外野、そして投手や捕手も経験しており、どこでもプレーできるセンスを持つ。高校通算本塁打も23本を越えており、長打力もある。素質をさらに開花させてほしい選手。

また松澤海渡投手も中学時代から注目され、期待されてきた右腕。180cmから140キロの速球を投げるが、高校では投球フォームを何度か変えるなど、試行錯誤をしていた。芝草コーチが就任し、元のオーソドックスなフォークに戻して140キロが復活しているというので期待したい。

他に投手では錦城学園の星天太の評価が高い。体重を増して球速も137キロまで速くなり、ストレートでどんどん攻める。日大豊山は180cmから140キロの速球を投げる名倉侑田投手と、同じく180cmの右腕で変化球を中心に打ち取る高原俊太投手の2枚看板がいる。

小山台の戸谷直大投手はOB・伊藤投手から指導を受け、136キロの速球に多彩な変化球を投げるようになり成長した。堀越高校の宮野結希投手は185cmの長身投手、70kgとまだ線が細いが体をこれから作っていってほしい。

野手では二松学舎大付に良い選手が多い。平間陸斗選手は179cmのサードで左右に長打を打てる。保川遥選手は181cmの一塁手でパワーがあり、畠山大豪選手も180cmの大型選手。2年生の右田稜真選手、岸川海選手も180cm以上の大型選手で、180cm前後の打者が並ぶ。

東海大高輪台の伊東翼選手は182cm98kgの体がありパワーが注目される。日大豊山の西村達貴選手がアメリカ育ちの積極的なプレーがあり、50m6.0秒の足を見せる。修徳高校の坂本大起選手は投げても141キロ、また50m6.0秒の足があり高い身体能力が注目される。淑徳高校の須崎皓貴選手は、セカンドまで1.9秒の強肩捕手、投手としてもキレの良い130キロ中盤の速球とスライダーを投げるという。雪谷高校の深津直樹選手も10本塁打を打ち、遠投100mの肩を見せる内野手。

2年生では二松学舎大付の海老原凪投手が中学時代から実績があり、138キロの速球を投げる左腕として注目、東海大高輪台の木下優成選手は1年生からマスクをかぶり、正捕手として成長をしている。明大中野の石川雄大投手はサイドハンドから135キロの速球を投げ、広尾学園の伊藤悠吾選手は投手の他、ショートや外野などを守れる野球センスがある。

優勝予想

軸となる投手が少なく、打線が強い所が有利となりそうで、下級生も含めて打線に厚みがあるのは、やはり二松学舎大付と関東第一となりそう。帝京は打線の繋がりが出てくるか、または投手の出来に左右されそうだ。

投手次第で小山台、日大豊山も優勝の線がありそう。

2018年度以降-高校生-東京都のドラフト候補リスト

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