高校野球石川大会の展望(2018)と注目選手:ドラフト注目度B

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夏の高校野球石川大会が7月12日に開幕します。

昨年はドラフトで指名された選手はいなかったが、星稜の星稜の清水力斗選手、寺西建選手などが注目された。清水選手は亜細亜大、寺西選手は専修大に進み、東都リーグで今度は別のチームでのライバルとなっている。

今年も投打に優れた素質を持つ選手がおり、ドラフト注目度はB。

地区

昨年夏は日本航空石川が遊学館に5-2で勝利し甲子園に出場をした。秋の新チームでは星稜が優勝、日本航空石川が準優勝し、両チームともセンバツに出場をしている。ベスト4には金沢学院と小松が入った。センバツでは共にベスト8まで勝ち進むなど実力は全国トップレベルであることを証明した。

春は星稜が優勝、日本航空石川が準優勝、ベスト4には金沢、金沢学院が入った。

他には金沢工、小松大谷などが甲子園出場を争う。

注目選手

星稜高校の2年生・奥川恭伸投手は、最速147キロの速球を投げる右腕で、変化球のコントロールも良く、三振を奪える球もある。中学時代から実績がある投手で、センバツでもリリーフとして、試合の流れを変えるような素晴らしい投球をみせた。U18代表1次候補にも選出され、3年生の候補を含めてもトップクラスに入る。来年のドラフト会議では2位以内には消える投手だろう。

その他の注目選手

日本航空石川の大橋修人投手は148キロを記録した。それでも変化球を中心に抑えるタイプで、試合を作る投球ができるようになったのも大きい。

星稜の竹谷理央選手は、エースとして投げ140キロを超す速球を投げるものの、2年生、1年生の台頭で評価の高かった野手として、素晴らしい打撃を見せてくれそうだ。金沢高校の大筆一輝投手は172cmの左腕で春は15回無失点の安定感を見せる。日本航空石川の杉本壮志投手も小柄な左腕で、センバツでは明徳を8回途中まで2安打1失点に抑えた。飯田高校の167cm左腕の木挽楓牙投手も、昨年秋に星稜を2失点に抑え完投勝利を挙げるなど、小柄だが力も実績もある左腕が揃っている。

金沢高校の向井蓮投手は185cmの左腕で、140キロの速球を投げ下ろすという。金沢工の堀田大夢投手も183cmの左腕で球威ある球があるという、金沢学院の御影池悠斗投手は控えながら130キロ中盤の球を投げ、大聖寺実の塚原朔投手はショートなども守り投げても130キロ中盤を記録するとのこと。七尾高校の横山吏優投手はこの春に145キロを記録したという。この夏に投球に注目したい。

野手ではまず全国屈指のスラッガーとして活躍をするのが、日本航空石川の上田優弥選手。186cm101kgの体から放たれる打球は、ものすごい勢いで飛んでいく。通算30本塁打も超えており、最後の夏に集大成の活躍を見せたい。遊学館の牧野翔矢選手は、セカンドまで1.8秒で送球する捕手で、打っても15本塁打と長打力もある捕手。プロが注目している。金沢の森下恋太郎選手も身長は171cmだが、主軸を打って高校通算27本塁打のパワーがある。

星稜では、南保良太郎選手が安定感ある打撃を見せ、守備が魅力の井出翔楽選手などがおり、2年生でも強肩捕手で中学時代優勝経験のある山瀬慎之助選手、180cmの大型遊撃手で50m5.9秒の足も注目される東海林航介選手、左腕で安定感抜群の寺沢孝多投手、また1年生でもプレーにスピード感があり中学時から注目された内山壮真選手や186cmからすでに141キロを投げる寺西成騎投手、同じく139キロを投げる荻原吟哉投手がおり、どのように起用されていくのかにも注目。

日本航空石川は、50m5.9秒の足にパンチ力のある的場拓真選手、強肩で足もあり、広角に鋭い当たりを飛ばせる原田竜聖選手がおり、2年生ではエース格となった181cm右腕の重吉翼投手が140キロを超す球を投げる。そして1年生でも189cm111kgの大型の嘉手苅浩太選手といった怪物候補が存在する。

金沢学院の河原友樹選手は落ち着いた姿勢で打席に立ち、好球をしっかりと捉える主軸、大聖寺高校の北川歩選手も通算26本塁打のパンチ力がある主軸。小松高校の朝賀勇斗選手はショートの守備に定評がある。

下級生では星稜や日本航空石川以外にも、金沢高校の小川琳太郎投手が130キロ後半の速球を投げる投手として注目されている。

優勝予想

星稜vs日本航空石川が有力だと思う。昨年秋、今年春は星稜に軍配が挙がっているが、この夏はどうだろう。

2018年度以降-高校生-石川県のドラフト候補リスト

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