パナソニックでドラフト候補と注目されたが、日本野球連盟の規定に抵触する形で2018年にダイヤモンドバックスとマイナー契約を結びアメリカ挑戦ををした吉川峻平投手が、Xで引退を表明した。
登録資格剥奪処分
吉川投手は関大北陽から関西大に進み、大学4年時は春2勝、秋2勝をを上げるなど力を見せると、パナソニックでは1年目から主力投手として力を見せ、2017年の都市対抗野球では三菱自動車岡崎戦で14奪三振完投勝利を挙げ、翌年のドラフト候補と注目された。
しかし、2018年の8月24日に、MLBのダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んでいたことが判明し、社会人野球を統括する日本野球連盟はプロ球団との契約に関する規定違反とし、登録資格の剥奪を決定、事実上の社会人野球からの追放処分となった。
ダイヤモンドバックスでは2019年に結果を残したものの、2020年には新型コロナウイルスの感染拡大によりマイナーリーグのシーズンが中止となってしまう。2021年はルーキー級も経験するなどファームの組織で良い結果とは言えず、2022年3月に自由契約となった。
2022年にはアメリカの独立リーグでプレーをしており、その秋には横浜DeNAが指名候補にリストアップしていると報じられたがドラフト会議で指名はなく、今年も独立リーグでプレーしていた。
そして2023年9月7日、Xで下記のように引退を表明した。
今シーズンの全日程が終了しました!
そして今シーズンを持って、現役を引退します!
後悔が無い事はありませんが、自分の野球人生には非常に満足しています。
本当にたくさんの出会いがあり、その全ての出会いに感謝しています。
応援してくれた方々、本当にありがとうございました!! pic.twitter.com/qcHTO5E2wr— Shumpei Yoshikawa/吉川 峻平 (@S_Yoshikawa19) September 7, 2023
後悔が無いことは無いが、満足した野球人生だったと話している。いろいろな「もし」はあると思うし、規定違反はやはり良くは無かったが、プロ野球で投げていたらどうなっていたのだろうという興味は尽きることはない。

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