プロ野球ルーキーも苦戦、NPB選抜vs大学代表

安楽智大, 高橋光成, 石川直也, 塹江敦哉

 NPB選抜vs侍ジャパン大学代表の壮行試合、年齢でいくとプロ側の方に高校卒ルーキーも多く、若い選手が多かったかもしれない。試合前の整列してのあいさつや、試合後の握手に微妙な雰囲気も流れた。

田中正義投手に霞むプロの投手たち

 田中正義投手のピッチングは、相手の投手の影を薄くさせてしまう。昨年の大学野球選手権でも亜細亜大の山崎康晃投手と投げ合い、山崎投手も1年目でプロでリリーフエースとなるほどの球を投げて好投をしたものの、田中投手の速球の前に影が薄くなっていた。

 この日もNPB選抜は安楽智大投手、高橋光成投手といった高校時代から注目されたドラフト1位投手が登板したものの、安楽投手はフォーム改造中という事もあり、140km/h前半の投球と変化球を織り交ぜたピッチング、高橋光成投手は140km/h後半を常にマークしたものの、低めの147km/hをスタンドに運ばれた。

 その中で広島カープのドラフト3位ルーキー・塹江敦哉投手が1回ノーヒット1奪三振、北海道日本ハムのドラフト4位ルーキー・石川直也投手が1回ノーヒット2奪三振と、それぞれ角度のある強いストレートを投げて好投した。

 プロに入ればスタートラインは同じ。高校時代やドラフト時からプロで3カ月を過ぎて、石川投手、塹江投手が二人に追いついてきている。

 

打者はさすがの強さ

 NPBの打者は田中投手と高橋礼投手に抑えられたものの、それ以外の投手からはチャンスを作り、調子が落ちていたり、力がやや落ちると思われる投手は初対戦でも攻略する力を持っている。大学野球選手権でMVPを獲得し、この日先発した濱口遥大投手だったが、2回を投げて2ランを浴びて2失点、その後もヒットを浴び合計7安打を許した。左のエースをプロはあっさりと攻略した。

 また井口和朋投手は145km/hのストレートを投げたものの、1点を奪っている。リリーフの上原健太投手も左で190cmから投げる投手に対して四球とヒットでチャンスを作った。外に曲がるチェンジアップで何とか抑えたものの、慣れればあの球も捨てられるかもしれない。大学生投手にとっては、プロのレベルを十分感じた試合となった。

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先発を務めた楽天・安楽は1回を無安打無失点で勝利投手。力みから先頭・佐藤拓に四球を与え、2死後にはボークを犯したが、後続を断ち「四球は悔しいけど、ヒットを打たれなかったのは良かった。プロはこれで生活している」と年上の大学生相手に意地を見せた。

 一方、西武・高橋光は6番手で6回から登板。吉田正に右越えソロを被弾するなど、1回を1四球1失点で「力んで自分のボールが投げられなかった。まだまだだなと思った」と唇をかんだ。


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