横浜DeNAのドラフト2位ルーキー・坂本裕哉投手がフリー打撃の投手を務め、大和選手、戸柱選手などに47球を投げた。大和選手は「めっちゃいい球」と絶賛したものの、ラミレス監督はストレートの球速不足を指摘した。
ラミレス監督は注目
投球する前に球種を告げながら、スライダー、チェンジアップも投じた。最初はストレートだけだったが、「最初は7、8割で投げてどういう反応をされるかな、と思ったが、普通に打ち返された。途中から10割で投げて差し込めた球もあったし、押し込めるんだなと思った」と話し、途中から「投げたくなった」と得意の変化球を織り交ぜた。
47投球中ヒット性の当たりは6本、対戦した大和選手は「めっちゃいい投手。直球は動かしている感じで、奇麗な直球はなかった。チェンジアップも良くて、なかなか来ない感じ」と坂本投手の動く球を絶賛した。
最速は143キロだった。これについてラミレス監督は、「142キロから146キロくらいは、セ・リーグの打者が一番打ちやすいスピード」と話し、「もう少しスピードが上げられればもっといい」と話した。また「トラックマンでも回転数がアベレージより少なめ。そういったことも含めて改善してほしい」と注文を付けた。
坂本投手は立命館大時代も140キロ前半のストレートを中心に、制球と変化球で抑えてきた投手で、プロでは球速アップが必要と思われていた。しかし、落ち着いたマウンドさばきと度胸は上茶谷投手のような雰囲気がある。1年目はこの動く球と制球、変化球でどこまで通用するかを見てみたいが、長い間プロでやるためにはまずは球速アップが必要となりそうだ。
「最初は7、8割で投げてどういう反応をされるかな、と思ったが、普通に打ち返された。途中から10割で投げて差し込めた球もあったし、押し込めるんだなと思った」
ほとんどが直球だったがスライダー、チェンジアップも披露。戸柱からはスライダーで空振りを奪った。腕の振りは強く、対戦を終えた大和は「めっちゃいい投手」と絶賛。「直球は動かしている感じで、奇麗な直球はなかった。チェンジアップも良くて、なかなか来ない感じ」と目を丸くした。
ラミレス監督は「この時期にしてはよかった」と及第点を与えつつ「スピードをもう少し上げられれば」と要求。大学時代のMAXは148キロで、この日は最速143キロ。「142キロから146キロくらいは、セ・リーグの打者が一番打ちやすいスピード」との考えが不満顔につながった。
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