オリックス、大成功ドラフト効果もあり首位に迫る、ドラフト2位ルーキー・東明大貴投手が5勝目

オリックスルーキーニュース

 オリックスファンの昨年秋のドラフト会議後の盛り上がりはすごかった。当初は競合すると思われた社会人NO1投手・吉田一将投手を単独1位で獲得でき、2位でも東明大貴投手、3位以降では若月健矢選手、園部聡選手、吉田雄人選手、奥浪鏡選手と18U代表を揃って獲得した。その勢いがチームに勢いを与えている。

東明大貴投手が5勝で吉田一将投手に並ぶ

 この日の千葉ロッテ戦に先発したのはドラフト2位ルーキーの東明大貴投手、5回2/3を投げて9安打を許すも、140km/h後半の速球で押し切り2失点に抑えた。辛くも勝利という感じではあるが自身3連勝で5勝目を挙げ、ドラフト1位の吉田一将投手に並んだ。

 吉田投手はオープン戦で故障し開幕は出遅れた。東明投手はリリーフで登板したものの失点する場面もあり2軍に降格した。はじめは昨年のドラフト後の盛り上がりもやや期待外れムードとなったが、吉田投手が1軍に復帰すると140km/h中盤の速球を低めに集める圧巻のピッチングで5勝を挙げ、1軍昇格した東明投手も7月は5連敗したが8月に3連勝でエンジンがかかってきた。

 金子千尋投手、西勇輝投手の先発に新人2枚が加わりリーグ屈指の先発陣となってきている。首位の福岡ソフトバンクに1.5ゲーム差となり、終盤は投手の出来が左右することになりそうだ。ほぼ確実のCSでの戦いも含め、ルーキーが優勝の鍵を握りそうだ。

 チームを3カードぶりの勝ち越しに導き、首位ソフトバンクとの差を1・5に縮め「何とか粘れたかな」と息をついた。3者凡退は3回の1度だけで、9安打を許したが、大胆に持ち前の球威で押して要所を締めた。四球はゼロで、勝ち星でドラフト1位の吉田一に並んだ。大詰めを迎えるシーズンへ「優勝争いでも自分のやることは変わらない」と自然体を強調。森脇監督も「経験がどんどん生かされて対応能力もついている。成長著しい」と目を細めた。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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